台風19号の被災産地を訪問 義援金を贈呈しました

2020年1月16日

12月18日(水)~26日(木)にかけて、当会理事長、専務ほかパルシステムグループの役職員が、台風19号の被災産地を訪問し、義援金を贈呈しました。

新みやぎ農業協同組合

生産者の家屋や作業場が浸水。パルシステム神奈川ゆめコープの春の組合員交流で田植えを行った田んぼが冠水しました。パルシステム米栽培研究会の齋藤鈴男会長からは「この恩をパルシステムの組合員にどうお返しするか考えています。自分たちができることとして、まずは、愛情を込めて安全で安心な米を作り、組合員のみなさんへ届けたい」と謝辞が述べられました。

パルシステム神奈川ゆめコープ・藤田順子理事長(中央右)ほかより、生産者のみなさんへ目録を贈呈。パルシステム米栽培研究会・齋藤会長(左から三番目)

花兄園ファーム

宮城県大崎市鹿島台エリアの吉田川氾濫による水害で、鶏卵の格付(選別)包装施設の周辺が冠水し、トラック搬出入に苦労したとの報告がありました。大須賀木(おおすかこだち)社長は「パルシステムの組合員も被害にあわれている中、このような支援金をありがとうございます。今後も頑張っていきたい」と話しました。

大須賀裕常務(左)、大須賀社長(右)へ目録を贈呈しました

ジョイファーム小田原

ほ場のようすを説明する、生産者の鳥居啓宣さん(左)とパルシステム神奈川ゆめコープ・藤田理事長

日本の稲作を守る会

茨城県常陸太田市の生産者は 乾燥調整施設やすべての農機具の水没、家屋の浸水、出荷直前の米2,500袋の流出など、億単位の被害を受けました。また他の生産者も有機水田や大豆畑、農機具小屋の浸水や水没など、多大な被害がありました。

パルシステム茨城 栃木・青木恭代理事長(左)、当会髙橋宏通常務(中央左)が訪問し、ほ場を視察。稲葉光國代表(中央右)ほか生産者をねぎらいました

フレンズファーム

鶏舎のある栃木県粟野町は田園地帯で土地が低く、甚大な被害が出ました。被害に遭った鶏舎近隣では1m以上の水害となり、鶏もすべて水没してしまいました。また、裏手にある山からの水流、土砂流入が鶏舎への被害をもたらしました。鶏1,200羽が全滅、土砂が30cm以上入り、全て泥に埋もれてしまいました。この鶏は6月に入れたばかりの状態のよい鶏で、まさにこれから出荷という時の災害でした。

入来院裕子社長(左から2番目)、鈴木昇専務(中央)、パルシステム茨城 栃木・青木理事長(右から2番目)、当会髙橋常務(右)、鶏卵担当鈴木職員(左)

白州森と水の里センター

野菜ハウスと一部の鶏舎(屋根)の損壊が発生しましたが、幸い鶏は無事でした。台風当日は、夜半からの激しい雨によって山梨県北杜市では避難勧告が出され、パルシステム向けに出荷ができない状況が数日発生しました。

(株)白州郷牧場・椎名盛男代表(左)、(有)白州森と水の里センターの高草木里香代表(右)にパルシステム山梨・志村宏司専務理事より目録を贈呈しました

サンファーム

代表の堀口貞夫さんからは「被災後すぐに、約40日間にわたる支援計画表をパルシステムグループの職員の方々が届けてくれました。自分たちが一歩ずつでも前進できるよう、声をかけてくれたのが、本当にありがたかったです。何が何でも、エコ・チャレンジのりんご栽培を続けていける体制をつくっていきたい」と言葉を詰まらせました。

【動画公開】りんご生産再開に向けて 職員派遣を継続 2019年11月8日

堀口代表(前列中央)ほか生産者のみなさん。当会大信政一理事長(前列右から2番目)、渋澤温之専務(前列左から2番目)、パルシステム生産者・消費者協議会の大津清次代表幹事(前列左)

佐久ゆうきの会

生産者のみなさんに、当会大信理事長、生消協・大津代表より目録を贈呈しました

佐久浅間農業協同組合

当会松野玲子副理事長(パルシステム東京理事長/中央左)、(株)ジーピーエス・島田朝彰常務(右)が訪問し、生産者をねぎらいました

パルシステムグループでは、今後も物的、人的な支援を通じ、被災した地域の復旧支援に取り組んでいきます。

パルシステムの災害復興支援