今年も食料を通して支援活動に協力 パンとくだものを180人分提供しました

2019年12月27日

パルシステム連合会は、生活に窮しているみなさんを対象にした支援活動に協力しました。実施した相談会では、すぐ食べることが可能な食料品として、くだものとパン180人分を提供しました。

くだものとパンを180セット提供しました

年末年始のくらしを食料で支援

パルシステムグループは12月25日(水)、26日(木)、東京・新宿区の日本司法書士会館で生活困窮者を対象に開催した年末相談会にくだものとパンを提供しました(主催:つながる総合相談ネットワーク東京)。

くだもの(みかん、バナナ)とパンは、パルシステム連合会の子会社、(株)パルブレッド、(株)ジーピーエスが提供しました。配布総数は80セットで、これらを相談者へ配りました。

年末年始は仕事が減少し、生活保護申請の窓口となる役所が閉まる1年でもっとも厳しい時期でもあるため、食料品の支給はとても喜ばれます。「相談会のみならず、アウトリーチ(直接訪問する活動)にも活用したい」との主催側からの要望で、賞味期限の長いパン(ロングライフパン)も100人分提供しています。

相談会は2009年から開催しています。支援団体の増加などで相談者は減少傾向にありますが、債務整理や労働・家庭問題など、相談内容はさまざまです。

さまざまな相談に専門家が対応します

「家を借りられない」不動産トラブルも増加

毎年参加する司法書士は「生活苦に関する相談のほかに、家を借りられない、強制退去など不動産に関する相談が増えており、専門の相談員を配置しています。夕方以降は終業後の相談者が増え、パワハラやいやがらせなどの労働問題、また主に女性から離婚相談について多く寄せられます。アウトリーチは、何人かで訪問することで、対象の方の警戒感が薄れ、品物を受け取ってもらいやすくなります。その際には、次の相談会の案内をしています」と話していました。