女性生産者交流会を開催 北海道・大牧農場を訪問
2019年6月18日
6月6日(木)~7日(金)の2日間、北海道音更町で、パルシステムの青果・米・鶏卵の女性生産者や生協関係者が参加し、交流会を開催しました。
北は北海道から南は九州まで、産直産地の女性生産者が一同に介するこの交流会は、今回で18年(回)目となります。産地と東京での交互開催で、今年は産直産地、大牧農場での開催です。17の産地から、年齢は22~78歳と幅広い世代の62名、そのほかに産直産地とパルシステム、組合員でつくるパルシステム生産者・消費者協議会の組合員幹事、パルシステムグループ職員など総勢70名が集まりました。
グループワークで意見交換
初日のグループワークでは、自身の産地自慢や、農家としての喜びや失敗談など、さまざまな意見が飛び交い、知見の共有と交流を深めました。「産地に保育施設が出来、ここで働いていてよかったと思った」、「思うように身体が動かなくなったので、安全第一に考えるように」、「産直でよかったことは、多様な人と交流できること」、「パルシステムに関わったことで、交流会に参加したり、他の産地を見たり、組合員のみなさんと商品開発が出来るなんて、すごいことだと思う」などの発表がありました。このほかにも、農機具が便利になり女性でも農作業がやりやすくなってきたことに触れ、「もっと若い人たちにこの職業を知ってもらいたい」という意見も上がりました。
大牧農場を視察、ランチ交流
二日目は、大牧農場を訪問し、じゃがいも、小麦、ビーツ、人参、大豆などの畑や加工場を視察しました。北海道ならではの自然環境や、作付面積、緑肥や堆肥などについて、大牧農場の生産者・五十川賢治さんから説明を受けました。
参加者を代表して(株)野菜くらぶ(群馬県)の小林啓子さんから、「女性生産者に光を当て、つながりを作ろうという諸先輩方の努力が、現在につながっていると改めて感じました。これからもその思いをつなげていくために、本交流会を大事に、学び続けたい」と、まとめのあいさつがありました。