「福島の子どもたち保養プログラム」2018年度活動報告 24企画に621名が参加

2019年5月17日

パルシステムでは、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故で被害にあった地域を支援する活動を続けています。その一環として、組合員のみなさんからカンパを募り、福島県在住のみなさんに遠隔地で一定期間過ごしてもらう保養企画を実施、助成しています。

10月に行われた山形週末保養

組合員の支援による保養活動

2018年度は、組合員のみなさんから寄せられたカンパ繰越金の全額である10,256,052円を活用しました。ご協力ありがとうございました。※繰越金のほかに、会員生協が一部経費を負担している企画もあります。

震災から8年が経過し、復興がすすみつつあります。除染により空間線量は下がってきていますが、局所的には高線量の場所もあり、今でも、放射線に対する漠然とした不安とストレスを抱えている家庭も見受けられます。

自然のなかで気兼ねなく遊べる機会を提供することで、子どもたち、また親御さんの心身のリフレッシュになればと願い、取り組みを続けています。

2011年8月、新潟県のJAささかみで行われた産直ツアーに福島県のみなさんを招待して以降、年間を通じて主に週末や夏休みなどを利用した保養を提供しています。2018年度はあわせて24回の企画を開催、のべ621名が参加しました。パルシステムでは、今後も保養活動への支援を続けていきます。

森の中で自然を満喫!

食事も参加者みんなで作ります

10月27日(土)、28日(日)に開催された山形週末保養(参加24名)では、収穫の秋ならではのおいしい食事や、自然の中でのんびり、自由に遊び、ゆったりとした時間を過ごしリフレッシュしました。参加者からは「秋の空気、土や木花に子どもをふれさせてあげたかったので、親としてとてもうれしかったです。子どもは少しずつ成長し、毎回違う顔を見せてくれます。このような機会があればまた参加させていただきます。ありがとうございました。」と感想がありました。

パルシステムの災害復興支援