「福島の子どもたち保養プログラム」2017年度活動およびカンパ報告 24企画に656名が参加

2018年4月19日

パルシステムは、福島保養活動を支援することに対し、組合員のみなさんからカンパを呼びかけています。2017年度は、カンパ金を活用して企画に656名が参加し開催することができました。ご協力ありがとうございました。

9月に行われた新潟週末保養

誰一人取り残さないために

パルシステムでは、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故で被害にあった地域を支援する活動を続けています。その一環として、組合員のみなさんからカンパを募り、福島県在住のみなさんに遠隔地で一定期間過ごしてもらう保養企画を実施、助成しています。

福島県では道路や公共施設を中心に除染作業がすすめられ、多くの地域で放射線の空間線量は下がってきています。しかし、放射線への不安が完全に消えたわけではなく、今でも、漠然とした不安とストレスを抱えている家庭も多く見受けられます。

短期間でも、放射能に関する不安から解放され、自然の中で気がねなく過ごせる保養プログラムは、子どもたちの未来のためにも大切な支援活動です。

2011年8月、新潟県のJAささかみで行われた産直ツアーに福島県のみなさんを招待して以降、年間を通じて主に週末や夏休みなどを利用した保養を提供しています。開催に当たっては、組合員のみなさんへ呼びかけたカンパ金が活用され、2017年度はあわせて24回の企画を開催、のべ656名が参加しました。

また、2017年度は合計948万6,008円のカンパが寄せられました。カンパ金は、2018年度のプログラムの開催に役立てられます。ご協力ありがとうございました。

森の中で自然を満喫!

思いっきり外遊びを満喫

9月23日(土)、24日(日)に開催された新潟週末保養(参加36名)では、ゲームや与えられた物で遊ぶのではなく、森の中を気の赴くままに自分な好きなこと、楽しいことをみつけて遊びました。参加者からは「森(自然)の中で安心してゆっくりすごせる――こんな時間が本来の保養ではないでしょうか。毎回癒され『また明日からがんばるぞ!』と思わせてくれる場所です」と感想がありました。

パルシステムの災害復興支援