「九州北部豪雨緊急支援募金」報告 7,824万6,951円が寄せられました

2017年9月7日

パルシステムグループが、組合員のみなさんへ呼びかけた「九州北部豪雨緊急支援募金」は、総額7,824万6,951円が寄せられました。募金は、現地で活動する支援団体の活動費や被災したみなさんへ直接支払われる義援金として活用しています。

義援金の目録を手にする広瀬知事(中央左)とパルシステム連合会吉中副理事長(左から3番目)

義援金の目録を手にする広瀬知事(中央左)とパルシステム連合会吉中副理事長(右から3番目)

福岡、大分両県を中心に発生した豪雨被害を受けてパルシステムグループでは、組合員のみなさんへ募金を呼びかけました。その結果、総額7,824万6,951円が寄せられました。ご協力ありがとうございました。

寄せられた募金は、震災被害が発生した各自治体が指定する義援金窓口や、被災地で活動する支援団体への協力、被災したメーカー・産地等の取引先などへのお見舞金として活用しました。このたびすべての募金の活用が決まりましたので報告します。

福岡、大分両県へ義援金を贈呈

大曲・福岡県副知事(右)と懇談する高野常任理事(左)

大曲・福岡県副知事(右)と懇談する高野常任理事(左)

募金のうち、5,744万6,951円は義援金として、日本生協連などを通じて福岡、大分両県へ贈呈しました。
福岡県には8月31日(木)、パルシステム連合会の高野祐子常任理事(パルシステム福島理事長)が県庁を訪問し、福岡県生協連の東原晃一郎会長理事らとともに大曲昭恵副知事へ目録を手渡しました。

目録を手にした大曲副知事は「被災した地域は高齢者の割合が高く、住宅再建に悩む人も少なくありません。組合員のみなさんの気持ちとともに、被災地のみなさんへ贈ります」と話しました。これを受け高野常任理事は「東日本大震災では、多くの人が助け合いの気持ちに励まされました。1日も早い復興を祈っています」と述べました。

大分県へは9月4日(月)、吉中由紀副理事長(パルシステム神奈川ゆめコープ理事長)が、大分県生協連の青木博範会長理事らとともに県庁を訪問し、広瀬勝貞知事へ目録を手渡しました。

パルシステムをはじめとする全国130生協からの義援金を受け取った広瀬知事は「組合員のみなさんからの励ましは、地域で力を落としている皆さんにとって、心強い大きな力となります。一日でも早く復興できるよう、努めます」と話しました。

仮設住宅入居者や子どもの支援に活用

仮設住宅などへ入居する際の家電品などに役立てられています(写真は東峰村)

仮設住宅などへ入居する際の家電品などに役立てられています(写真は東峰村)

現地で支援活動を展開するNGOなどには、4団体へ2千万円を寄贈しました。募金によって、被害の大きかった朝倉市や東峰村で仮設住宅などへ入居する被災者を対象に、地元行政などと連携して家電製品や生活用品を提供しています。仮設住宅では、地域コミュニティの拠点となる集会所にも、イスやテーブルなどを寄贈する予定です。

そのほか、子どもの遊び場「プレーパーク」を開催し、バーベキュー、積み木遊びなどを通じて「子どもがいきいきと遊ぶことのできる環境づくり」の活動にも役立てられています。
支援団体の募金寄贈先と金額は、以下の通りです。

支援活動に対するこれまでの募金寄贈先

一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンター 15,000,000円
特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン 3,000,000円
特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan) 1,000,000円
特定非営利活動法人 ADRA Japan (アドラ・ジャパン) 1,000,000円
計 20,000,000円

被害を受けた産地・メーカーへ

被災したJA筑前あさくらの深町琴一組合長(右)へ目録を手渡す原専務理事

被災したJA筑前あさくらの深町琴一組合長(右)へ目録を手渡す原秀一専務理事

豪雨では、パルシステムの産直産地や商品を製造するメーカーも大きな被害を受けました。これにともない、寄せられた募金のうち80万円を見舞金として産地・メーカーへ寄贈しました。それぞれの産地やメーカーの復旧・復興に役立てられます。

被災した地域では、いまだ支援を必要とする人が多くいます。パルシステムでは、引き続き支援団体への協力などに募金を活用し、被災したみなさんが1日も早く「ふだんのくらし」に戻ることができるよう、取り組んでいきます。

▽関連リンク
これまでの災害支援活動はこちら(パルシステムの災害支援活動)