2017年度タオルを贈る運動に5万4,163枚 ご協力ありがとうございました

2017年8月9日

『酪農家の牛乳』の生産者(埼玉酪農協同組合)へのタオル贈呈式のようす(昨年度)

■牛乳生産者にエールと「ありがとう」

パルシステム連合会は1985年から、酪農生産者へ「タオルを贈る運動」に取り組んでいます。酪農生産者は搾乳する際、牛の乳房の感染防止や、搾乳機械の掃除、牛舎内の清掃などに大量のタオルを使用します。一方、組合員の家には贈答品などで家庭に保管したままのタオルが少なくありません。家庭に眠るタオルという“未利用資源”を酪農の生産に生かそうと呼びかけるのが「タオルを贈る運動」です。

32回目となる今年は5月に募集を行いました。ご協力ありがとうございました。

実績
・タオル 5万4,163枚(前年比73.6%)
・メッセージ 4,340枚(前年比78.8%)

メッセージには、各牛乳への評価や生産者のみなさんへのねぎらいや応援だけでなく、飼料高騰など酪農家を取り巻く環境を憂慮する声、生産者を応援する方法としてタオルを贈る運動への評価、若手生産者への励ましなどが寄せられています。4月のテレビCM『こんせん72牛乳』を見て「買ってみたらおいしかった」というコメントもありました。寄せられたタオルの枚数は前年より2.5割ほど減少していますが、「汚れや使用済みタオルは使えない」と分かりやすく案内したことや、贈答用のタオルをもらう機会の減少、などが影響として考えられます。

タオルを大量に必要としている産地もあれば、乳房を拭くのはタオルではなくペーパータオルを使用している産地もあり、産地間で使用枚数に大きな隔たりがあります。実態把握に努め、タオル以外にも産地の役に立てることはないか検証を進めます。なお、タオルとメッセージは10月以降、各産地で贈呈式を行います。

次年度も実施予定ですので、引き続き牛乳生産者を応援するこの運動への参加をお願いします。