今年も食料を通して支援活動に協力 パンとくだものを100人分提供しました

2016年12月28日

パルシステム連合会は、生活に窮しているみなさんを対象にした支援活動に協力しました。実施した相談会では、すぐ食べることが可能な食料品として、くだものとパン100人分を提供しました。

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パンとくだものを100セット提供

年末年始を乗り切るための食料支援

 

パルシステムグループは2016年12月26日(月)、27日(火)、東京・新宿区の日本司法書士会館で生活困窮者を対象に開催した年末相談会にくだものとパンを提供しました。

くだもの(みかん、バナナ)とパンは、パルシステム連合会の子会社、(株)パルブレッド、(株)ジーピーエスが提供しました。配布総数は100セットで、これらを相談者へ配りました。年末年始は仕事が減少し、生活保護申請の窓口となる役所が閉まる1年でもっとも厳しい時期でもあるため、食料品の支給はとても喜ばれました。29日(木)からはアウトリーチ活動(直接訪問する活動)が実施され、そこではロングライフパン(賞味期限が長いパン)が活用されます。

今回で100回目を迎える相談会は2010年から開催し、毎月20~30件の利用があります。支援団体の増加などで生活保護受給者が増えたこともあり相談者は減少傾向にありますが、保護をうけてからも債務整理や家庭問題など、相談内容はさまざまです。

パルシステムの「くらしの相談ダイヤル」を運営する生活サポート生活協同組合・東京※、パルシステムグループも協力を続けています。

生活困窮者にも高齢化の波

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相談会ではさまざまな相談が寄せられます

毎年参加する弁護士からは「オリンピック開催に向けて街や道路の整備が進み、路上生活は難しくなってきています。東京都の発表だけだと路上生活者数は減少しているように感じますが、実際は目に見えないところで苦しんで生活している人がいます。生活困窮者も高齢化がすすみ、仕事の幅が狭まるなどして生活はますます苦しくなっています」と話していました。

※生活サポート生協・東京は2017年3月31日で解散を予定しています。4月1日より全事業を「一般社団法人くらしサポート・ウィズ」へ移行させます。