8/9(火)東京大学で開催の「世界一田(た)めになる学校2011」に出展 田んぼが育む生きものや文化を伝えます

2011年7月28日

パルシステム連合会は8月9日(火)に東京大学弥生講堂で開催する「世界一田(た)めになる学校2011」に協力し、ブースを出展します。田んぼで育まれる生きものや文化を紹介し、米と食卓、環境、地域のつながりを伝えます。

鳥の生きる田んぼを育む3市が主催

パルシステム生活協同組合連合会(11会員・会員総事業高1,902億95百万円/会員生協の組合員総数130.3万人)が出展する「世界一田(た)めになる学校2011」は8月9日(火)午後0時30分から4時50分まで、東京・文京区の東京大学弥生講堂・一条ホールで開催されます。マガンの飛来地として知られる宮城県大崎市とトキの生息地である新潟県佐渡市、コウノトリ生息地の兵庫県豊岡市の3市による主催です。

内容は、学校形式で映画「田んぼ」を上映する「はじめの会」、農村に伝わる歌や踊りを楽しむ「音楽」、田んぼで収穫された米を試食する「家庭科」など、親子で楽しめる参加型の授業を実施する予定です。

顕微鏡や水槽で田んぼの生きものも展示

パルシステムブースは、授業が行われるホール隣に出展し、パネル展示や田んぼの生きものの観察体験などを通じて、田んぼがつなげる生態系や文化を紹介します。ミニ水槽にはメダカやモツゴなど田んぼにすむ生きものを展示するほか、顕微鏡を用いてミジンコやプランクトンなどを見ることができます。

世界一田(た)めになる学校2011

日時:
2011年8月9日午後0時30分~4時50分
場所:
東京大学弥生講堂・一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1)
参加費:
無料(先着200名)

【時間割】

はじめの会 12:30~12:50 映画「田んぼ」上映
1時間目【音楽】 12:50~13:05 わらび座による「田楽」を鑑賞
校長あいさつ 13:05~13:35 「人の営み、生きものたちの営み」
鷲谷いづみ東京大学大学院教授
2時間目【理科】 13:35~13:55 「田んぼの中の小さな生命たち」
高田まゆら帯広畜産大学助教
3時間目【ホームルーム】 13:55~14:40 3市の子どもたちによる発表
進行:岩渕成紀NPO田んぼ理事長
4時間目【家庭科】 14:40~15:25 田からモノ(たからもの)試食
5時間目【総合学習】 15:25~16:35 「発表!!みんなで考えたぼくらの田んぼ宣言」
鷲谷教授、岩渕理事長
終わりの会 16:35~16:50 まとめ

パルシステムの大崎市、佐渡市での取り組み

パルシステムでは、産直を通じて地域の生態系を保全する環境保全型農業、資源循環型農業に取り組んでいます。「田(た)めになる学校」を主催する宮城県大崎市は、産直米「宮城ひとめぼれ」の産地の1つです。「宮城みどりの食と農の推進会議」による行政(大崎市、美里町、涌谷町)、生産者(JAみどりの)、消費者(パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム連合会)による交流や商品開発などを行っています。

また新潟県佐渡市は、産直米「トキを育むお米」の産地です。産地である野浦、片野尾両地区は、トキのエサとなる水田の小動物を増やすため、住民やボランティアが地域ぐるみで耕作放棄地の復田やビオトープづくりに取り組んでいます。また、2009年からは地域に伝わる伝統芸能、文弥人形の上演会開催に協力しています。

【関連リンク】

「宮城みどりの食と農の推進会議」を設立(掲載日:2009年8月26日)

佐渡島の“トキ復活”を願い伝統芸能「文弥人形」を上演(掲載日:2010年12月15日)

「トキを育むお米」の名前の由来って?(産直いきいきコミュニティ内)