「被災地の子どもへ積み木を」の呼びかけに843セットが寄せれました あそびを通じた子どもの心のケアに活用されます
2011年6月9日
パルシステムは4月22日(金)から5月20日(金)にかけて、東日本大震災で被災した子どもたちの応援を目的に積み木の寄贈を呼びかけました。その結果、組合員のみなさんから843セットが寄せられました。積み木は、東京おもちゃ美術館を通じて宮城県や岩手県などへ送られます。
多くのメッセージも集まりました
東日本大震災の発生後、被災した子どもたちに少しでも楽しい時間を過ごしてほしいとの目的から東京おもちゃ美術館が「あそび支援隊」を結成しました。あそび支援隊では地元の行政と連携し、あそびを通じた被災地の子どもに心のケアを提供しています。
パルシステムもこの企画に賛同し、組合員のみなさんに「積み木」の寄贈をホームページなどで呼びかけました。商品を届ける箱を回収する際に寄贈品を入れてもらい、843セットもの積み木がメッセージとともに寄せられました。ご協力ありました。
ボランティアによるセット作業が行われました
集められた積み木は、東京おもちゃ美術館を通じて避難所や幼稚園、児童館などへ送られます。6月4日(土)には、東京おもちゃ美術館で箱詰め作業を行い、パルシステムグループ関係者22名をはじめ地元住民、学生などおよそ100名のボランティアが参加しました。
箱詰めは、組合員から寄せられた積み木のほかメーカーやおもちゃ作家から寄贈されたおもちゃもセットされ、130箱もの「おもちゃセット」が完成しました。これらは、あそび支援隊による「おもちゃキャラバン」が岩手県陸前高田市や宮城県気仙沼市、仙台市を訪れ、あそびの広場の提供を通じた心のケアで使用するほか、幼稚園、保育園、児童館へも寄贈されます。
「おもちゃキャラバン」の訪問予定
日程 | 場所 |
---|---|
6月15日(水)、16日(木) | 岩手県陸前高田市 |
7月9日(土)、10日(日) | 宮城県気仙沼市 |
8月13日(土)、14日(日) | 宮城県仙台市 |
「あそび支援隊」の活動
東京おもちゃ美術館が「良質なおもちゃ」と「安心して遊べる環境」(間伐材で作った床材など)をトラックにのせて、被災地をキャラバン。地元のおもちゃコンサルタントの支援のもと、豊かな遊び場を提供します。 キャラバンが持ち込んだおもちゃの広場セットは、現地に寄贈。あたたかみのある遊びの空間が、子どもたちを元気にし、被災地全体を勇気づけます。
4月8日9日には第1陣が岩手県・陸前高田や宮城県・気仙沼などの避難所を回りました。今後も、岩手県から福島県など、沿岸部の被災地を中心に活動していく予定です。
東京おもちゃ美術館
おもちゃ美術館は「世界のおもちゃと友達になろう」というスローガンのもと、東京・中野で1984年に開館。“見る・作る・かりて遊ぶ”という3つの機能をそなえた美術館として広く愛されてきました。その後、旧東京都新宿区立四谷第四小学校に移転し、所蔵する数万点のおもちゃを紹介しています。NPO法人が運営するミュージアムとして、200名のボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」の支援のもと、未来を担う子どもたちに健全な「おもちゃ遊び」の場を提供しています。