2011年度の「100万人の食づくり」 今こそ!産直の底力 食べることで復興・再生を応援します

2011年5月27日

パルシステム連合会は、2011年度も食と農をつなげる「100万人の食づくり」運動に取り組みます。2011年度のテーマは「今こそ!産直の底力 復興・再生へ向けて、ここから始めよう」。あらためて食べることの意味を見直し、被災地の復興支援につなげる活動を展開します。

食べものをつくること、届けることの大切さ

東日本大震災では、首都圏地域でも食料品が不足する事態が発生しました。これを受けてパルシステムの産直産地やメーカーでは、加工場や自らの家屋が被害にあっているなか、組合員からの注文にこたえるためにできるかぎり生産を続けました。

計画停電の影響などによって届けられない地域、期間も発生してしまいましたが、届けられた組合員からは「いつもどおりに届いて助かりました」などの声が届いています。生産者、メーカーからも「大きな励みになりました」などの感想が伝わっています。

2011年度「100万人の食づくり」運動ロゴ

2011年度「100万人の食づくり」運動ロゴ

産直のつながりをより強めた企画や提案を展開

これまで築いてきた産直のつながり、「食べる」「作る」の協同によって被災地の復興を支援し、各地の農業や食を支える地域産業を応援していくことが、希望ある日本の未来につながるではないか――。それが2011年度にパルシステムが取り組む「100万人の食づくり」運動です。カンパや支援物資の募集といった直接的な応援だけでなく、商品を利用することによって、被災地を支援し、日本の食と農を再生する取り組みを進めます。

また、「お米」を中心とした自給型の食と、日本の食文化を土台にしたくらしの転換を改めて提案します。梅干しやみそなどの保存食を親子で手作りするなど、豊かな食体験を増やしていくことも紹介。節電、リユース・リサイクルなど、消耗型から持続・循環型へとくらしのシフトを呼びかけていきます。

2011年度「100万人の食づくり」運動概要

テーマ :
提起1
「被災地の復興を応援しよう」
パルシステム会員生協や産直産地、メーカーの被災状況を伝えるとともに、被災地支援商品の企画や応援メッセージの募集などを行い、被災地の復興を応援します。
提起2
「『食べる』『作る』がつながろう」
これまで取り組んできた「耕畜連携」プロジェクトや「産直原料」プロジェクトなどを継続し、地域資源活用とそれによる食料自給率向上をめざします。
提起3
「今ここから“くらし直し”始めよう」
夏場の電力不足が予測されるなか、その備えとして節電を中心としたくらしの知恵や、保存食づくりといった古くからの慣わしを生かしたくらしの見直しを提案します。