酪農生産者へ「タオルを贈る運動」 10万枚のタオルを募集 贈答品など“未利用資源”のタオルを酪農に役立てます

2011年1月26日

パルシステム連合会は1月31日(月)から2月11日(金)の2週間、酪農生産者へのメッセージとともに家庭に眠る未使用タオル10万枚を募集します。26年目を迎える「タオルを贈る運動」は、累計182万枚が贈られました。搾乳前に乳房をぬぐい、乳房炎防止などに役立てられています。

贈られたタオルを手にする酪農生産者

これまで25年間で182万枚が贈られています

パルシステム生活協同組合連合会(11会員・会員総事業高1,947億円/会員生協の組合員総数126.9万人)は1985年から、酪農生産者へ「タオルを贈る運動」に取り組んでいます。開始してから昨年までの25年間で産地へ寄贈したタオルの累計枚数は、約182万枚となりました。

組合員の家には贈答品などで家庭に保管したままのタオルが少なくありません。家庭に眠るタオルという“未利用資源”を酪農の生産に生かそうと呼びかけるのが「タオルを贈る運動」です。

26年目を迎えた今年は、1月31日(月)から2月11日(金)にかけて配送の際にタオルを回収します。

組合員から寄せられたタオルとメッセージは、パルシステムの牛乳を生産する3カ所の産直産地(北海道〔「こんせん72牛乳」など〕、埼玉県〔「酪農家の牛乳」など〕、岩手県〔「いわて奥中山低温殺菌牛乳」〕)へ寄贈されます。各産地で実施する産直交流企画「産地へ行こう。」にて贈呈式を予定します。

おいしい牛乳づくりに欠かせないきれいなタオル

一般的に販売されている牛乳が120~130℃の熱を加える殺菌方法(UHT)に対し、パルシステムの牛乳は本来の味を生かすため、72~75℃(HTST)または65℃(LTLT)と低い温度で時間をかけて殺菌する方法を採用しています。

こうした牛乳を製造するには、きれいな原乳が必要です。それには乳房炎を防ぐため、搾乳前に牛の乳房をきれいにふくタオルが必要となります。

(左から)「こんせん72牛乳」「酪農家の牛乳」「いわて奥中山低温殺菌牛乳」

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