7/23(金)サイエンスホールで「今こそ産直の底力 めざせ『日本型畜産』」開催 口蹄疫とたたかう畜産生産者を応援する緊急集会を行います

2010年6月2日

パルシステム連合会は7月23日(金)、JA全農、パルシステム生産者・消費者協議会と共催で東京・九段下の科学技術館「サイエンスホール」にて緊急集会「今こそ産直の底力 めざせ『日本型畜産』を開催します。生産者と消費者による緊急集会です。

口蹄疫や飼料代高騰などで日本の畜産は危機

パルシステム生活協同組合連合会(10会員・会員総事業高1,964億円/会員生協の組合員総数119.9万人)は7月23日(金)、JA全農、パルシステム生産者・消費者協議会と共催で東京・九段下の科学技術館「サイエンスホール」にて緊急集会「―食と農による世直し運動で、日本の農業を成長させる緊急集会―今こそ産直の底力 めざせ『日本型畜産』~口蹄疫とたたかう畜産生産者を支援しよう!」を開催します。

畜産業界をめぐる情勢は、4月に宮崎県で口蹄疫の感染が確認されました。1カ月が経過した現在も沈静化のめどが立っておらず、同県のみでなく全国レベルでの影響が危ぐされております。また、ここ数年の動向では、畜産をとりまく状況が激変し、飼料代の高止まりと相場安などが畜産生産者の経営を直撃しています。

緊急報告や産地で中止した「タオルを送る運動」贈呈式も

これらの相次ぐ畜産危機を乗り越え、日本型畜産のモデルを創りあげる機会、口蹄疫とたたかう畜産生産者を応援する場として、緊急集会を開催することといたしました。生産者と消費者が一堂に会します。

緊急集会では、口蹄疫発生直後からボランティアとして宮崎県で活動した獣医師を招き、緊急報告を行います。このほか、地域資源の循環をめざす日本型畜産の事例報告、耕畜連携に取り組む産地を視察したパルシステム組合員による報告などが行われる予定です。さらに、口蹄疫の影響で産地での開催が中止された「タオルを送る運動」(※)の贈呈式も行います。

※タオルを贈る運動…贈答品などで家庭に眠っているタオルという“未利用資源”を酪農に生かし、組合員も生産に参加しようとパルシステムが呼びかけている運動です。酪農生産者は搾乳する際、牛の乳房を清潔にするため大量のタオルを使用します。寄贈したタオルの枚数は、1985年からの累計で182万枚となりました。

―食と農による世直し運動で、日本の農業を成長させる緊急集会―
今こそ 産直の底力 めざせ「日本型畜産」~口蹄疫とたたかう畜産生産者を支援しよう!~

【日時】 …
2010年7月23日(金)午前11時~午後5時(集会は13:30から)
【会場】 …
サイエンスホール:東京都千代田区北の丸公園2-1科学技術館地下2階
(東京メトロ竹橋駅、東京メトロ・都営九段下駅下車7分)
会場への交通案内は、以下をご覧ください。
科学技術館 交通案内 (科学技術館HP内)
【主催】 …
パルシステム生活協同組合連合会、パルシステム生産者・消費者協議会、全国農業協同組合連合会
【協賛】 …
JA全農ミートフーズ(株)、全農チキンフーズ(株)、JA全農たまご(株)、日本ミルクコミュニティ(株)ほか
【参加費】 …
無料
【参加者】 …
生産者、生協組合員および役職員、農協関係者ほか400人

【スケジュール(予定)】

11:00 会場受付
全国各地からの自給飼料を活用した農畜産物の試食会(こめ豚、こめ鶏、こめ卵、乳製品、米粉等)と生産者との交流、自給飼料にむけたビデオ上映会
13:00 タオルを贈る運動「タオル贈呈式」
生協消費者代表、酪農生産者代表
13:30 フォーラム開催:開会あいさつ
13:35 あいさつ:農林水産省(予定)
14:00 基調講演:「日本型畜産の課題」
東京農業大学農学部准教授 信岡 誠治氏
15:10 耕畜連携日本型畜産にむけた事前報告

  1. 岩手県:(株)十文字チキンカンパニー、JA新いわて、全農岩手県本部
  2. 秋田県:ポークランドグループ、JAかづの、全農秋田県本部
  3. 千葉県:北見畜産(有)、旭サンドファーム、パルシステム千葉
  4. 福岡県:(株)すすき牧場、JAふくおか八女
  5. 山形県:(株)米沢郷牧場、JAおきたま
  6. こめたまご
  7. 酪農
16:10 組合員からの報告 公開確認会で確認した自給飼料の実践
16:25 口蹄疫対策について緊急報告
獣医 (有)豊浦獣医科クリニック 代表取締役 大井 宗孝氏
16:40 行動提起:「畜産の利用拡大にむけて」:食料農業政策室
16:50 決意表明:パルシステム生産者・消費者協議会代表幹事 香取 政典氏
17:00 まとめ