寒波・強風で産地が大きな被害を受けています 「天候異常による被害産地への緊急支援カンパ」に取り組みます

2010年4月28日

3月下旬から4月上旬にかけた寒波および強風は、パルシステムの産直産地へも大きな影響を与えました。パルシステムでは深刻な被害を受けている産地を支援するため、5月10日(月)から緊急支援カンパに取り組みます。

ハウス倒壊や出荷不能などの連絡が届いています

日本列島は3月末に寒波が襲い、東北や関東以西の地域においても季節外れの降雪や霜が発生しました。また4月1日~2日にかけては強風が関東近県を襲いました。これらの寒波・強風により、パルシステムの産直産地に大きな被害が発生しています。 パルシステムでは、5月10日(月)から6月18日(金)の6週間、注文システムを活用した、現金・ポイントによる組合員の緊急支援カンパに取り組みます。

対象産地

集まったカンパは、特に被害の大きかった下記の3産地へ贈ります。

ジョイファーム小田原/神奈川県

梅・柑橘類・キウイフルーツなどの産地です。4月上旬の寒波の影響で、梅、清見オレンジ、セミノールが大きな被害を受けました。小梅がほぼ全滅となり、そのほかの梅(曽我の白加賀、十郎、南高梅など)も半数以上が被害を受けてしまいました。

凍結した梅(左)と生き残った梅(右)(ジョイファーム小田原)

大紀コープファームグループ/奈良県・和歌山県・三重県

梅・柿などの産地です。4月上旬の寒波の影響で梅に凍霜害(凍結と霜による被害)が発生しました。柿では刃根柿などの早生品種に大きな被害が出ており、十年来の不作が予想されています。

白州森と水の里センター/山梨県

コア・フードのたまごと野菜の産地です。3月9日の雪で作物と鶏舎・ビニールハウスなどの施設が被害を受けました。ビニールハウスは撤去するだけで大きな費用がかかってしまいます。

倒壊したビニールハウス(白川森と水の里センター)

<参考>