「ほんもの実感!」 各地の組合員と“食を伝える活動”共有・交流会を初開催
2016年11月9日
パルシステム連合会は11月4日(金)、東京・新宿区の東新宿本部で「食を伝える活動」共有・交流会を開催しました。
パルシステムでは、くらしの視点でパルシステムの理念や商品に関する情報を「組合員から組合員へ」伝え広げるため、各地で多くの組合員がPLA(パル・ライフアシスタント)や食育リーダーとして活躍しています。今回は、それぞれの活動内容の共有や交流を目的として開催し、62名が参加しました。
楽しく学ぶ工夫がたくさん
パルシステム茨城で活動する「食育プロジェクト もぐもぐキャラバン」では、地域の幼稚園や学童保育で紙芝居やパネルシアターを使った食育出前授業や、組合員の子どもを対象とした子ども料理教室などを開催しています。今回は“4つのお皿”のパネルシアター公演が行われました。パネルシアターではまず、食べものを黄・白・赤・緑の4色に色分けしそれぞれの栄養の役割を伝えます。その後、子どもたちにごはんや豆腐などの食べものカードを使って献立づくりを体験してもらう内容です。パルシステム茨城の福山さんはこの活動を通じて、「子どもたちに日本型食生活の大切さを伝えていきたい」と話しました。
その他に、パルシステム埼玉のPLAでは「0才児もママと参加できる同室企画」、パルシステム山梨では栄養や水分の取り方を伝える「高齢者向けの出前講座」を行うなど、地域活性も視野に幅広い年齢を対象としたさまざまな活動が行われていることが報告されました。
組合員だからこそ伝えられる
参加者からは、「自給率の向上や遺伝子組換えなどのちょっと難しいテーマでも、イラストや紙芝居を使えば楽しく伝えられることに気づいた」や「カタログに掲載されているマークは、長年使っていてもよくわからないと言われる方もいる。手描きのマークを使って説明すればいいかも」など“視覚も含め、五感に訴える”手法を参考にしたいとの声が多くあげられました。
パルシステム連合会・高橋由美子商品委員会副委員長は「本日の交流会では、職員や専門家でない組合員だからこそ伝えられる方法がたくさん紹介されていました。これからもみなさんの実感を周りの方に伝え、共感の輪を広げていきましょう」と締めくくりました。