NPT再検討会議の結果を受けて 私たちは「核なき世界」をあきらめません

2026年5月29日

くらしを守る立場から平和を訴えます

国連で開催されたNPT(核不拡散条約)再検討会議の閉幕を受け、パルシステム連合会は5月29日(金)、メッセージ「私たちは『核なき世界』をあきらめません」を発表しました。私たちは日々のくらしを守る生活協同組合として、核兵器のない世界を実現するために、あきらめることなく行動し続ける決意をあらためてここに表明します。

メッセージ全文は以下の通りです。

2026年5月29日

NPT再検討会議の結果を受けて 私たちは「核なき世界」をあきらめません

 

パルシステム生活協同組合連合会
代 表 理 事  理 事 長  渋澤 温之

 

私たちは、理念「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」に基づき、食や農、生命を大切に活動している生活協同組合のグループです。組合員のくらしを守り、平和を礎にした社会づくりのために、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、次世代へ伝えています。

NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議が5月22日、最終文書に合意できないまま閉会しました。再検討会議として3回連続の不採択となります。私たちはあらためて、強い危機感とともに核兵器のない世界の実現を呼びかけます。

81年前の1945年8月、広島と長崎に投下された原爆は、その直前まで平穏なくらしを送っていた多くの命を、一瞬で消し去りました。生き残った人たちも、火傷や放射線障害に苦しみながら命を落としました。その数は20万人以上と言われています。命をとりとめた被爆者も、生涯にわたり深い苦痛と苦悩を抱えています。

このように、罪のない市民に数え切れない凄惨な悲劇を生む核兵器は、明らかに非人道的な兵器です。一刻も早い廃絶が求められます。

私たちパルシステムグループは4月24日から5月1日にかけて、日本被団協、全国27生協の代表団の一員として米国・ニューヨークを訪問しました。現地では、被爆者のみなさんとともに、各国政府やNGOへ核兵器のない世界の実現を訴えました。

再検討会議では、核兵器保有国を中心とした締結国同士の思惑が複雑にからみ、最終合意文書が採択されることはありませんでした。しかし、核兵器非保有国を中心に、核兵器に対する危機感と廃絶への熱意が高まっている現状をひしひしと感じています。

NPTに続き今年11月からは、核兵器禁止条約の再検討会議が開催されます。同条約は、すでに74カ国・地域が批准しています。世界のうねりは、確実に核兵器廃絶へ向かっています。私たちは、唯一の戦争被爆国である日本政府に、同条約再検討会議への参加を強く求めます。

人類の長い歴史のなかで私たちは、核兵器の使用をはじめとするすべての戦争が例外なく「かけがえのない人命を奪い、人間の尊厳を深く傷つけ、そこからは感情の負の連鎖しか生まない」ことを知っています。

争いのない世界を実現し、未来の担い手である子どもたちへ手渡しましょう。私たちは日々のくらしを守る生活協同組合として、引き続き平和の大切さを広く呼びかけ、核兵器のない世界を実現するために、あきらめることなく行動し続ける決意をあらためてここに表明します。

以上