パルシステムグループ11制度で草の根の活動を応援 助成総額5千万円超

2025年6月5日

よりよい社会を目指し200以上の地域団体と連携

パルシステムグループは2024年度、地域で活動するNPOなど222団体へ総額5,311万8,556円を助成しました。助成団体数、総額ともに前年度より増加し、地域の諸団体との連携を広げています。不安定な世界情勢や国内の米高騰などが暮らしに影響を及ぼすなか、さまざまな課題に向き合う団体の活動を資金面で応援します。

国際協同組合年に発揮する“協同の力”

2024年度は、グループ9組織が運用する11の助成制度で222団体に5,311万8,556円を助成しました。助成金は各組織の宅配や共済・福祉などの事業剰余金で運用しており、利用者の購買行動が地域への支援につながっています。

パルシステムグループの各組織は、事業を展開する地域内での市民による幅広い活動を助成制度で応援します。パルシステム共済連は利用者による教育や福祉、健康維持活動、パルシステム連合会は全国に広がる取引先や産地などによる地域づくりの活動を助成します。国際協同組合年にさらなる協同の力を発揮し、利用者とともに人と人のつながりや誰もが暮らしやすい地域をつくる活動を支えていきます。

2024年度助成活動事例

「株式会社 小田原柑橘倶楽部」(パルシステム連合会「地域づくり基金」助成団体)


小田原市片浦地区の農家を支援するため、地元農家と商工業者をつなげ農商工連携による地域活性化を目指す団体です。飲料の「地域振興サイダー」をはじめ、片浦レモンやみかんを使った加工品の企画販売を中心に活動しています。

助成金で農機を購入し、これまでボランティアの手作業に頼っていた荒地の整備や草取り作業の効率化につながりました。耕作放棄されていたみかん畑を再生し、レモンやワイン用ブドウの有機栽培に励んでいます。今後も地域の農業再生や経済活性化を目指します。

▲耕作放棄地を再生したワイン用ブドウ畑

▲助成金で購入した草刈機

パルシステムはこれからも、地域団体や生産者、取引先との連携を強め、誰もが活躍できる社会づくりを目指します。

各組織の助成金名称 助成団体数(助成金総額)
パルシステム東京「市民活動助成基金」 12団体(496万845円)
パルシステム東京「震災復興支援基金 パル未来花基金」 6団体(170万6,350円)
パルシステム神奈川「市民活動支援金」 17団体(400万円)
パルシステム千葉「コミュニティ活動助成基金」 13団体(268万4,141円)
パルシステム埼玉「市民活動支援金」 15団体(400万円)
パルシステム茨城 栃木「くらし活動助成基金」 21団体(371万円)
パルシステム山梨 長野「市民活動助成金」 14団体(199万4,620円)
パルシステム群馬「市民活動助成金制度」 6団体(136万6,600円)
パルシステム共済連「福祉・たすけあい助成金」 83団体(869万6,000円)
パルシステム共済連「ささえあい基金」 12団体(1,000万円)
パルシステム連合会「地域づくり基金」 14団体(1,000万円)
合計 222団体(5,311万8,556円)