地域団体と連携し県立高校でフードパントリー〔茨城 栃木〕
2025年3月28日
ホットケーキミックスなど食卓応援に
生活協同組合パルシステム茨城 栃木(本部:水戸市梅香、理事長:青木恭代)は3月21日(金)、認定NPO法人セカンドリーグ茨城(水戸市梅香、代表:横須賀聡子)などの地域団体と協力し、茨城県立水戸南高等学校(水戸市白梅、校長:平野泰博)で食品の無料配布会「フードパントリー」を開催しました。パルシステム茨城 栃木は、国産小麦を使用したオリジナル商品のホットケーキミックス150袋を提供し、各団体から寄贈された食料品とともに生徒たちに直接手渡しました。
家計に嬉しい米も配布 修了式を終えた生徒でにぎわう
配布会は、水戸南高校の定時制に通う1・2年生を対象に実施しました。今年1月に続いて2回目の開催です。今回はパルシステム商品のほか、寄贈された米や保存食、飲料、菓子などが提供されました。
当日は修了式を終えた生徒たちが開始前から集まり始め、1時間を予定していた配布が30分程度で終了する盛況ぶりでした。

▲配布場所に集まる生徒たち

▲テーブルには無料提供される食品が並ぶ
フードパントリーは、企業や団体、個人から寄贈された食品を必要とする個人へ提供する活動です。提供の場で、経済的な理由などで困っている人たちの生活支援や社会的なつながりを創出し、食品ロス削減にも貢献できます。セカンドリーグ茨城の呼びかけにより、市内で活動する5つの子ども食堂が開催に協力しています。
参加した生徒からは、両手で抱えきれないほどの食品を抱えながら「どうやって持って帰ろう」と嬉しい悲鳴が聞こえました。「今日はフードパントリーが目的で登校してきた」「また開催してほしい」と期待する生徒もいました。

▲かばんに入りきらず段ボールに詰めて持ち帰る生徒たち

平野校長は「生徒たちには、必要なだけ遠慮なく持って帰るよう伝えています。大人になった時にぜひ社会貢献などを通じて恩返ししてほしいです」と語りました。
パルシステム茨城 栃木はこれからも、さまざまな地域団体と連携し、利用者とともに社会的課題に向き合います。