物流子会社パルラインが事業所と個人でW受賞「障害者雇用優良事業所等表彰」

2024年11月22日

一人ひとりが活躍できる職場を目指します

パルシステムグループの物流子会社㈱パルライン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:太田賜嗣夫)はこのたび、令和6年度「障害者雇用優良事業所等表彰」において、八王子センターと社員が「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞」を受賞しました。11月6日(水)にハイアットリージェンシー東京(東京都新宿区)で表彰式が行われ、八王子センター所長の吉川竜二職員と細渕貴史職員が表彰状を受け取りました。

八王子センターとセットライン作業担当者が受賞 喜びのコメントが到着

「障害者雇用優良事業所等表彰」は、障害者の雇用促進と職業の安定を図るため、障害者を積極的に多数雇用した事業所や、模範的職業人として長期に勤続する優秀勤労障害者に対し、その努力と功績を称え実施しているものです。

障害者雇用優良事業所として表彰された八王子センターは、障害者の法定雇用率が2.5%のところ5.16%と2倍以上となっています。パルライン全社では3.98%の雇用率です。入社前には本人の要望や配慮事項を聞き取り、双方が納得する形で入社し、職場見学や実習の際に適性を見極めた上で配置しています。日々の体調や気持ちの変化を把握するため、勤怠表や体調管理チェックシートを運用し、随時支援機関担当者と情報共有しています。

これらの積極的な障害者採用や職場定着への取り組みが評価されました。

センターを代表して表彰状を受け取った吉川所長は「障害のある職員の目線で、それぞれの困り事や悩み事に向き合う『ジョブコーチ』『ジョブサポーター』の存在が、今回の受賞につながったと感じています。今後もセンター従業員一同が受賞を励みとし、障害を持つ職員が働きやすいと感じる職場を目指していきたいです」と抱負を語りました。

優秀勤労障害者として表彰された細渕職員は、八王子センターで商品セットに使用する折り畳みコンテナを組み立て、セットラインへ流し込む作業を担当しています。ライン最上流の全体が動き出す重要なポジションであり、責任を持って業務に励んでいます。他のラインで人員不足の際には応援に当たるなど、社内でも頼りにされる存在です。

▲作業のようす

細渕職員は「仕事では、箱(折り畳みコンテナ)をコンベアに流す作業やドーリー(台車)を並べる作業がスムーズにできたときにやりがいを感じます。嬉しいと感じるのは、長年の同僚と一緒に働けているときです」と日々の仕事を振り返ります。今回の受賞に当たり「とても嬉しく、両親も喜んでいたので良かったです」と語りました。

 

▲表彰状を受け取った吉川職員(写真右)

▲表彰状を受け取った細渕職員(写真右)

安心して長く働ける環境づくり

パルラインでは、商品やカタログのセットセンターなどで80人の障害者が活躍しています。2021年度からは職場適応援助者「ジョブコーチ」の配置を進め、現在22人のジョブコーチが障害者の職場定着へ尽力しています。専門の研修を修了した社内資格の「ジョブサポーター」も220人以上が取得し、障害者が安心して働くことができる職場づくりを目指し職場内で支えています。

 

▲障害者への理解を示す腕章とバッチ

社会包摂就労の支援を通じ、多様な人々の雇用機会を創出

パルラインでは、社会的包摂就労の考え方を大切にしています。障害者同様に長期無業の就労困難者、生活困窮者など多様な背景を持つ人たちの就労を受け入れ、職場全体で理解を深めて雇用定着を支援しています。

パルラインの社会的包摂就労支援

パルシステムグループはこれからも、多様な背景を持つ人たちがお互いをわかりあい、誰もが活躍できる地域づくりを推進していきます。