七尾市と能登町へ70人以上の職員を派遣 能登地震復興支援で

2024年7月5日

農地復旧や被災家屋片付けなど

パルシステムグループは石川県七尾市と能登町で、復興支援活動を開始しました。活動は当面、のべ職員70人以上を派遣し、七尾市では被災家屋の片付けサポートなど、能登町では農地の復旧作業を実施する予定です。

募金贈呈先2団体と連携

支援は、地震発生直後に呼びかけた「能登半島地震緊急支援募金」の贈呈先で、復興支援団体の「被災地NGO協働センター」と、産直産地「JAのと」の2団体へ派遣します。

七尾市では、被災地NGO協働センターへ協力し6月26日(水)から活動を開始しました。被災家屋で家財の仕分けや片付け、運び出しのほか、サロン活動や地域行事などを手伝います。支援は9月まで実施し、45人程度を派遣する予定です。

第1次派遣では、被災家屋の片付け、運び出しと、損壊した壁や畳の撤去作業を手伝いました。作業の合間には、依頼者から現状や悩みを聞き取り「ひとり暮らしなので片付けに手がつけられませんでした」「これからの生活を考えると、どうしていいか不安です」などの声が聞かれました。

不用品の搬出

損壊壁の破片を片付け

能登町では、JAのとへ協力し6月28日(金)から、棚田での電気柵設置や草刈り作業などを行います。JAのとの地域内の棚田の一部では、地震で崩落などの被害を受けました。作業は米生産の継続につながります。派遣は7月までに25人程度を予定します。

草刈り機で雑草を刈り取り

刈り取り前(左)と後(右)

 

獣害対策用の電気柵を設置