最優秀賞はデータ化による時短実現 “現場発”の改善競う「パルラインカップ」

2024年3月8日

障がい者雇用の実践事例なども報告

パルシステムグループの物流専門会社、株式会社パルライン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:太田賜嗣夫)は3月1日(金)、都内で現場の業務改善の成果を競う「パルラインカップ」を開催しました。審査の結果、八王子センターによる受発注業務効率化の事例が最優秀賞を受賞しました。

さまざまな工夫を凝らし事例を報告

66事例から選ばれた10グループを審査

「パルラインカップ」は、応募された66事例のなかから予選を通過した10事例が発表し、パルライン役員が審査しました。それぞれの発表では、動画やアニメーションなどを取り入れ、現場のようすと着目した課題を分かりやすく示しながら、改善が実現されるまでの経緯を説明していました。

事例のなかには、国の文化や性別などの隔てなく誰でも着用しやすい制服を目指した改善事例や、レイアウト変更による作業負担軽減など、作業効率化やコスト削減につながる現場ならではの多様な提案と実践が発表され、会場から感心の声があがる場面もありました。

審査の結果、最優秀賞には八王子センターによる「受発注業務のデジタル化」が選ばれました。慣例的に紙で管理されていた帳簿をデータ化し、複数の担当によって共同管理できるようにすることで、業務の簡素化と受発注業務にかかる時間短縮を実現しました。

そのほか優秀賞は「障がい者就労継続支援A型事業所から来る障がい者の方たちとの作業体験」(相模青果センター)、来賓特別賞は「職場でできるSDGsの取り組み~カスタマーボイスでフードロス削減~」(新治センターB)が受賞しました。

発表では、オープン参加として精肉専門会社の株式会社パル・ミートから1件、障がい者や長期無業者などの社会的包摂就労を推進する「ジョブコーチ」による成果発表3件も報告されました。

 

パルシステムグループはこれからも、あらゆる場所で働く人の視点を分かち合い、誰もが活躍できる職場づくりを推進していきます。

最優秀賞を獲得した八王子センターのみなさん(右端はプレゼンターの太田)

優秀賞の相模青果センターのみなさん(同上)

来賓特別賞の新治センターBのみなさん(右はプレゼンターのパルシステム連合会常務執行役員・馬渡詳充)