コーヒー好きと燕三条の職人で共同開発 紙フィルター不要のコーヒードリッパー登場

2023年9月11日

パルシステムは2023年9月11日(月)から、紙フィルター不要のコーヒードリッパー「燕三条 ステンレスコーヒードリッパー」の注文受付を開始しました。組合員が新潟県燕市のメーカーとともに開発しました。オールステンレス製のコーヒードリッパーは、茶こしをヒントに入れやすさと洗いやすさを両立しました。

家事に育児に仕事にと忙しい毎日でも「すきま時間にひと息つけるコーヒータイムをつくりたい」という思いから開発をスタートしました。時間に余裕がなくても無理なく使えるよう、実際の使用シーンを想像しながら検証し、おいしさに加え、毎日手軽に使い続けられる設計にしています。

 茶こしをヒントにしたこだわりの「網」

フィルターの網は、ペーパーレスという手軽さを実現するために、茶こしの網から着想した形状にしました。一般的な茶こしが40メッシュのところ、250メッシュという非常に細かな網目で、コーヒーをおいしく、かつ粉が落ちない最適な網目を追求しました。網目を「綾畳織(あやたたみおり)」という特殊な編み方にすることで、粉が目詰まりしにくくお湯抜けのよさを実現しています。

汚れにくく洗いやすい手軽さ

さらに、1枚の板状の網から成型し、つなぎ目を極力減らすことで、汚れがたまりにくい設計にしました。使用後はドリッパーにたまったコーヒーの粉を捨てて、さっと流水で流すだけで簡単に洗えます。繰り返し洗って使えるため、環境にやさしく経済的です。

製造には、コーヒーを入れたときにガタつかないようしっかり支えるスタンドや、細かな網目、円錐状の成型など、高い金属加工の技術が必要で、ほとんど職人による手作業で1つひとつ丁寧に製造しています。

原料高騰など乗り越え開発

組合員のみなさんは、商品開発の前にコーヒーの知識や基本の入れ方を学ぶ講習を実施したことで、より具体的な意見交換につなげました。原材料の高騰など、完成まで苦労の連続でしたが、ものづくりの町、新潟県燕市のメーカーと何度も試作を行い、理想の商品が完成しました。

 

■商品詳細 

燕三条 ステンレスコーヒードリッパー

【通常価格】2,780円(税込3,058円)

 

■利用者参加型の商品開発

パルシステムでは、利用者の「こんな商品がほしい」という意見や、「よりよく、使いやすく」の声を元に、商品メーカーや商品担当者とともに商品づくりをする、参加型の商品開発や改善に取り組んでいます。

「組合員開発協力」商品について