パルライン「障害者雇用エクセレントカンパニー賞 東京都知事賞」受賞 

2022年11月2日

「わかりあう」心を広めて、一人ひとりが大切にされる社会を目指します

東京都による「障害者雇用エクセレントカンパニー賞」の表彰式が11月1日(火)、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京で開催され、パルシステムグループの物流子会社㈱パルライン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:太田賜嗣夫)が東京都知事賞を授与されました。人事部門だけでない、職員一丸となっての社会的包摂就労が高い評価を受けました。。

職場全体での雇用定着の体制づくりが評価

表彰式には小池百合子都知事が出席し、太田社長へ表彰状を授与しました。小池知事は「障がい者の能力開発のため、現場で着実に取り組んできた先進的企業の取り組みを広く発信し、誰もが自らの持てる力を発揮するダイバーシティ東京を進化させたい」と話しました。
東京都は、障がい者が職場でいきいきと活躍できる環境整備を進め、その一環として特色ある優れた事例を表彰しています。パルラインは、社会的包摂の考えに基づく職場全体での雇用定着の支援と理解浸透の体制構築が評価され都知事賞の受賞となりました。

特性を「わかりあう」ことで実現する協同の価値観

パルラインでは2020年から、障がい者雇用マニュアルを作成して全社員に配付し、外部講師による研修を実施するなど「わからない」ことから生まれる不安の解消に努めてきました。
その中で職場適応援助者の配置を進めており、専門の研修を修了した「ジョブコーチ」と呼ばれる10人が雇用定着をサポートしています。2022年度中には12の全事業所に資格取得者を配置予定です。
さらに社内資格である「ジョブサポーター」の取得者は現在130人おり、11月中には新たに60人が取得予定しています。「障がい者への理解がある」との意思表示を込めた腕章を身に着け、障がい者が安心して働けるよう職場内で支えています。
3,500人以上が働く社内全体での支援体制のもと、現在は商品やカタログのセットセンターなどで67人の障がい者が活躍しています。

パルライン2030年ビジョンに掲げる社会的包摂就労

パルラインでは、組織がありたい姿を社員が検討し、2030年ビジョンとして掲げています。多様な人々がともに成長していくことで、職場での協同の価値観を定着させるため、社会的包摂就労の考え方を大切にしています。障がい者同様に、長期無業の就労困難者、生活困窮者、LGBTなど多様な背景を持つ人たちの就労を受け入れ、職場全体で理解を深めて雇用定着を支援しています。

障がい者への理解を示す腕章を付ける職員は11月末には200名以上に

パルシステムのサステナブルアクション「超えてく」

パルシステムは一人ひとりの考えや行動から、よりよい未来のために“半歩先”へ進むことを「超えてく」として、さまざまなサステナブルアクションを呼びかけています。これからもパルシステムグループ一丸となり、多様な背景を持つ人たちがお互いをわかりあい、誰もが活躍できる職場づくりを推進していきます。
パルシステムのサステナブルアクション/https://www.pal-system.co.jp/koeteku