予約登録米が「グッドデザイン賞」受賞
2023年10月5日
2023年度グッドデザイン賞が10月5日(木)に発表され、パルシステムの「予約登録米制度」が受賞しました。全国的な米の消費が減少するなか、環境保全型農業による持続可能な生産と消費の確立に向けた取り組みが評価されました。
「グッドデザイン賞」とは
「グッドデザイン賞」は1957年に当時の通商産業省が創設し、現在は公益財団法人日本デザイン振興会が主催しています。くらしの向上や社会課題解決に役立つ優れたデザインの「モノ」「コト」に贈られる日本で唯一の「総合的デザイン表彰制度」です。
「予約登録米」は作る人・食べる人、互いに支え合う仕組み
組合員が、1年分のお米を
事前予約生産者は、環境に配慮した
米作りに専念お届けするのは化学合成農薬や化学肥料にできるだけ頼らない有機米またはエコ・チャレンジ米(「北海道ななつぼし」は除く)。注文数の予測がつくので、手間ひまのかかる米作りにも安心して取り組めます。
定期的に届いて、
しかもお得- 組合員は注文する手間いらず
- 不作などの場合も優先お届け
- 通常注文よりもお得(※)
生物多様性を表現したパッケージ
パルシステム産直米のパッケージは、それぞれの産地にゆかりのある生きものをモチーフにしています。「秋田あきたこまち」には希少淡水魚のイバラトミヨ、「新潟こしひかり」にはホタルなどが描かれ、農薬削減により地域の清流や自然環境が保たれ、生物多様性が育まれていることを表しています。
新潟県JA佐渡のトキや兵庫県JAたじまのコウノトリなどの絶滅危惧種も、環境保全型農業による田んぼの生物多様性によって、生息数が回復しつつあります。
パルシステムはこれからも、いのちあふれる田んぼを守り次世代を担う生産者を応援するため、積極的な米消費を呼びかけます。
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https://information.pal-system.co.jp/press/20230619-reserverice/
「グッドデザイン賞」受賞概要
■受賞カテゴリ
地域の活動・取り組み
■審査員の評価コメント全文
米の国内消費が減少する中で、米農家は疲弊し農家の減少が加速している問題は、生活者にとっても不安な課題だ。契約栽培による販売は他の通販でも取り扱っているが、パルシステムはカタログ販売が持つメディア力を活かして、体系的に包括した取り組みを行なっている点が良い。具体的には、生活者への供給と農家の収入の2つの安定を同時に叶える価値をビジョンとして掲げ、伝え続けることで、信頼づくり、啓発、情報提供、販売、農業体験の提供等を一気通貫して行っている。一連のプロセスでは、生産と消費をつなぐ意識改革のようなコミュニケーションデザインが、綿々と継続的に行われている点が成功の鍵となっている。また数的な業績としても、サービス開始から約30年間で取引総額の45%に達し、米農家と生活者の安定に寄与している実績も評価した。(原文掲載)