「熊本地震緊急支援募金」3週間で1億8千万円 現地の活動支援に引き続き協力を

2016年5月6日

パルシステムが呼びかけている熊本地震緊急支援募金が、5月6日(金)集約時点で1億8868万5300円に達しています。募金は5月28日(土)まで受付予定で、現地での支援活動や産直産地などへの支援金、被災者への義援金として活用します。

募金は、現地支援団体の炊き出しなどに活用されます(提供:ピースボート災害ボランティアセンター)

現地調査で引き続き実態を把握

熊本県を中心に相次いで発生している大規模地震を受けてパルシステムグループでは4月18日(月)から、緊急支援募金を呼びかけています。開始から約3週間を経た5月6日(金)時点での申し込み数は、25万4647口、1億8868万5300円に達しました。ご協力ありがとうございます。

募金は、震災被害が発生した各自治体が指定する義援金窓口、被災地で活動する支援団体、被災したメーカー・産地等の取引先などへお送りします。受付期間は、5月28日(土)までを予定しています。引き続きご協力をお願いします。

パルシステムグループでは、発災直後から、物資の提供やボランティアの派遣といった緊急支援を実施しました。同時に現地へ職員を派遣し、現地調査を行っています。

避難所と在宅・車中の避難で格差(現地調査から)

 

水タンクやいすで場所取りされた駐車場(グランメッセ熊本)

土砂崩れによる道路の寸断や倒壊のおそれがある建造物が多く、復旧まで時間が必要です。

熊本市内の市街地は、マンションが傾くなどの被害が目立ちます。建物への損傷は、東日本大震災の仙台より大きい印象で、復興へ向け都市計画からやり直す必要がありそうです。

農村及び山間地域は地域の助け合いが機能し、落ち着きつつあります。一方で都市部は、マンション等の倒壊の不安から自治体が避難先として指定していない公園に車を乗り入れ、一夜を過ごす人が少なくありません。

避難所の駐車場では、仕事などの理由で昼間に水タンクやいすなどで“場所取り”し、夕方以降に戻って車中泊します。在宅・車中と避難所の生活者の間に支援物資や情報で格差が生まれています。

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募金や支援活動の詳細はこちら(パルシステムの災害支援活動)