熊本地震におけるパルシステムの支援活動 ヒト、モノ――続々と熊本へ
2016年4月26日
熊本地震で被災したみなさまへ心からお見舞い申し上げます。パルシステムでは、緊急支援募金を呼びかけているほか、現地へのボランティア派遣や緊急物資の提供など、支援活動を展開しています。
熊本へ届いたパルシステムの支援物資
熊本県を中心に発生している大規模地震は、観測史上初めて震度7を2回記録するなど、これまでにない災害となっています。これを受け、パルシステムグループでは、組合員へ緊急募金を呼びかけているほか、職員のボランティア派遣や物資支援などを実施しています。
これまで実施している活動を報告します。
緊急支援募金は2,648万円に
4月18日(月)から、ホームページやメールマガジンなどを通じ、緊急支援募金の呼びかけを開始しています。これまでの合計で26,488,900円が寄せられています。ご協力ありがとうございます。
募金は、震災被害が発生した各自治体が指定する義援金窓口、被災地で活動する支援団体被災したメーカー・産地等の取引先などへお送りします。受付期間は、5月28日(土)までを予定しています。
【関連リンク】
パルシステムの災害復興支援
政府要請受けボランティアを派遣
厚生労働省からのボランティア要請に対し、4月22日(金)から26日(火)(実活動23日〔土〕~25日〔月〕)の日程で、5人の職員を日本生協連を通じて派遣しました。ボランティアは、熊本県美里町で支援物資の仕分けや輸送作業に携わっています。
熊本市内の児童養護施設へ物資を届けるパルシステム職員
避難所へはブルーシートを届けました
災害弱者はいまも食料が不足
福祉活動における講演会や視察などを通じてパルシステムグループと協力関係にある社会福祉法人陽光(熊本市)の要請に基づき4月23日(土)、支援物資を提供しました。内容は、米飯セット(2,000点)、レトルト食品と缶詰(3,000点)、水(3,000点)、紙コップ(3,700点)などで、200人が5日間生活できる量です。
支援物資は、特別養護老人ホーム天寿園、社会福祉法人天寿会、熊本県老人福祉施設協議会、熊本市高齢者支援センターささえりあ金峰、デイサービスセンターみかんの花、熊本県立阿蘇中央高校避難所へ提供しました。現地では、避難所まで行ききれない施設や在宅の高齢者、障がい者など災害弱者といわれる人々が、特に食料調達もままならないとのことです。
トラックから小分けして必要量を各地へ
物資が届けられた特養ホーム天寿園
現地で活動する支援団体へ
そのほか、現地で活動を開始した団体へ、当面の活動資金を支援しました。全国フードバンク推進協議会へは200万円を拠出し、全国のフードバンク団体と現地支援団体と連携しながら、支援物資を避難所などへ届けています。一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターへは400万円を支援し、炊き出しを含めた支援を準備しています。近隣には車内や在宅で避難する住民がいることから、避難所外への物資や炊き出しの配達も予定しています。
そのほか、パルシステムグループではパルシステム山梨が4月21日(木)、山日YBS厚生文化事業団へ義援金10万円を贈呈しました。義援金は日本赤十字を通じ被災地へ提供されます。