パルシステムグループは、福島保養活動を支援することに対し、組合員のみなさんからカンパを呼びかけています。2015年度は、カンパ金を活用して22企画に627名の参加で開催することができました。ご協力ありがとうございました。

2016年度は1千万円超を活用します

パルシステム連合会は、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故で被害にあった地域を支援する活動を続けています。その一環として、組合員のみなさんからカンパを募り、福島県在住のみなさんに遠隔地で一定期間過ごしてもらう保養企画を実施、助成しています。

福島県内には、いまも放射線量の比較的高い地域があり、子どもたちは低線量であれ放射能の影響を心配するなかでくらしています。チェルノブイリ事故のデータでは、遠隔地で一定期間過ごす保養が健康管理上重要であることが分かっています。

パルシステムグループでは2011年8月、新潟県のJAささかみで行われた産直ツアーに福島県のみなさんを招待して以降、年間を通じて主に週末や夏休みなどを利用した保養を提供しています。開催に当たっては、組合員のみなさんへ呼びかけたカンパ金が活用され、2015年度はあわせて22回の企画を開催、のべ627名が参加しました。

また、2015年度は合計1,087万8,956円のカンパが寄せられました。カンパ金は、2016年度のプログラムの開催に役立てられます。ご協力ありがとうございました。

「体のなかからデトックスできました」

保養活動のひとつとして2015年11月に開催された山形県川西町での「山形週末保養」は、当初予定した25人の2倍にあたる52人が参加しました。週末の2日間で用意したプログラムは、初日にソーセージやパンの手作り体験などを実施しました。子どもたちは自由時間に会場内の体育館でドッジボールやロープ遊びなどして楽しんでいました。

参加した保護者からも「友達もできてのびのびと遊ばせることができました」「体のなかからデトックスできました」などの声が寄せられています。

雨の中でもパン作り体験（上）や体育館などで遊びました

開催した保養プログラム