2月8日(月)から「TPPに対抗!」キャンペーンスタート 利用が日本の農業を守る まずは酪農から

2016年2月8日

パルシステム連合会は2月8日(月)から「TPPに対抗!」キャンペーンをスタートします。国産原料を使用した加工品などをお買い得価格で紹介し、組合員へ「1人ひとりの利用が日本の農業を守る」ことを訴えます。第1弾は酪農関連19品目です。

パルシステムは日本の酪農を応援します

食料自給率向上は困難な状況に

農と食をつなぐ産直に長年取り組んできたパルシステムグループでは、TPPは食の安全性確保や国内農林水産業など、くらしや地域社会全体が崩壊する可能性が高いと考え、参加に反対しています。

TPPが農業に与える影響について、政府はほとんどの品目を「国内生産量が維持される」(農林水産省「農林水産物の生産額への影響について」)と分析しています。しかし、品目によっては価格低下で中長期的に深刻な影響がおよぼされることが予想されます。また、政府が2015年3月に引き下げた目標食料自給率、2020年までにカロリーベース45%は、達成できない見通しです。

対象19品目を3点以上注文で割引

パルシステムでは2月8日(月)から、キャンペーン「TPPに対抗!」をスタートさせ、利用する全組合員を対象にカタログとは別刷りのチラシを配付します。産直品を中心とした国産原料使用商品をお買い得価格で紹介し、組合員のみなさんへ「1人ひとりの利用が日本の農業を守る」ことを訴えます。

第1弾は、もっとも深刻な影響を受けるといわれる酪農関連商品を紹介します。牛乳やヨーグルト、ミルクバーなど19品目を紹介し、3点以上の注文で5%割引して提供します。また、カタログ上では、産地の生産者からの“生の声”や専門家の分析を掲載します。パルシステムは、商品の利用を通じて日本の農業を応援します。

今後は、4月に小麦製品を紹介するほか、随時、組合員のみなさんへ呼びかけていく予定です。

【関連リンク】
パルシステムのTPPに対する立場について
「TPPに対抗!今こそ酪農生産者を応援しよう」(PDF 1.891KB)