スペインのオリーブオイル産地と国際産直提携 行き届いた環境保全と品質管理
2015年10月8日
パルシステム連合会は9月29日(火)、東京都新宿区の東新宿本部でスペインのオリーブオイル産地や国内の関係各社とともに国際産直提携の調印式を行いました。新発売した「産地限定エキストラバージンオリーブオイル」の原料産地です。
アギラールさん(中央左)を中心に産直協定参加の代表者
5万㎡有するアンダルシアの産地
調印式には、スペインのオリーブオイル産地、オレオエステパ社からアジア向け輸出責任者のデビッド・アギラールさんと、調達や商品管理などを行う丸紅、日清オイリオグループ、三菱食品の国内3社、パルシステム連合会が参加し、17名が出席しました。
オレオエステパ社は、スペイン南部のアンダルシア州の生産者団体で、日本の農協にあたる17協同組合で構成されています。およそ5万㎡のオリーブ畑を有し、農薬をなるべく使用しない栽培方法と、トレース可能な製造システムを導入するなど、環境保全や品質管理が行き届いたオリーブオイルを生産しています。
あいさつしたアギラールさんは「農場は『テクニシャン』と呼ばれる管理者が農薬を過剰に使用しないよう、使用量とタイミングをアドバイスしています。今年は5月と7月に記録的な熱波が襲来しましたが、オレオエステパ社で適切な対応を取り、組合員のみなさんに美味しいオリーブオイルをお届けします。健康によく、しっかり管理されたオリーブオイルを多くの組合員のみなさんに利用してもらえるとうれしいです」と話しました。
パルシステム連合会の渋澤温之常務執行役員は「2011年の検討開始から4年かけて実現しました。ここがスタートラインととらえ、いっしょに生産の喜びを分かち合える商品をつくっていきましょう」と呼びかけました。