7/30(木)「飼料用米30%配合“こめ豚”発売」発表会 「日本のこめ豚」が秋田の水田をよみがえらせる

2015年7月22日

パルシステム連合会は7月30日(木)、東京・新宿区の東新宿本部で、飼料用米配合比率を30%に引き上げた「日本のこめ豚」の発表と試食会を行います。配合比率を引き上げることで、さらなる遊休農地の活用と資源循環が実現します。

畜産飼料をめぐっては近年、遺伝子組み換え作物の栽培面積拡大や穀物価格の高騰、TPPおよび日豪EPAによる外国産肉の輸入拡大など、多くの課題を抱えています。こうしたなか、政府は対応策の柱のひとつとして、遊休農地を活用した飼料用米の利用推進を打ち出しています。

パルシステムグループでは、政府の飼料用米栽培促進策がスタートする以前の2007年から、飼料用米を活用した畜産品の生産を開始し、2008年に「日本のこめ豚」として商品化しました。以降、商品は豚肉だけでなく鶏肉、鶏卵などへと拡大し、味も購入した組合員から「あっさりしておいしい」など好評です。

このたび、「日本のこめ豚」の飼料用米配合比率を10%から30%に引き上げての商品化が実現し、10月に販売を開始する運びとなりました。これにより、使用する秋田県産を中心とした国産飼料用米は5,000トンとなり、遊休農地を900ha解消できる面積に相当します。つきましては、メディア関係者のみなさまを招き、生産者であるポークランドグループ豊下勝彦代表からの商品説明とあわせて、飼料用米をめぐる取り組みを紹介する発表会を実施します。

※2015年7月30日数値訂正

●飼料米30%配合「日本のこめ豚」発売発表会

1.日 時
2015年7月30日(木) 11時から(1時間程度)
2.場 所
パルシステム連合会東新宿本部 2階多目的ルーム
パルシステム生活協同組合連合会 東新宿本部のご案内
3.参加者
豊下勝彦(ポークランドグループ代表)、パルシステムグループ役職員
4.内 容
(1)
パルシステムにおける飼料用米活用の取り組み紹介(パルシステム)
ポークランドでのモデル概要(歴史、流通の仕組み、米と豚の生産数など)
飼料用米を使用したほかの事例(こめ鶏、こめたまご、玄米玉子)
(2)
生産者から飼料用米給餌の現状と課題を紹介(ポークランド 豊下勝彦代表)
飼育における飼料用米の特徴(成長、味、品質など)
飼料用米を活用するうえでの問題点(管理、補助金など)
(3)
試食、写真撮影(飼料用米で育てられた豚肉の試食と、生の状態の現物を展示)