予約登録米の登録数が2年連続20万人突破 30万人分の年間消費量をカバー
2015年6月8日
パルシステム連合会では毎年、田植え期に予約を募り、収穫から年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の登録を呼びかけています。2015年産は、登録数が2年連続で20万人、30万点を超えました。これからも田んぼと食卓をつなぎます。
安定供給で米生産と消費を下支え
予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2015年で20年を迎えます。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1回、定期的に届けます。不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して届ける安定した制度です。
パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で生産されたお米で、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らず栽培されます。こうした環境保全型の米づくりは、生産者にとって手間がかかり、田植え前から出荷が約束されていることが、安心した米作りにつながります。予約登録米は、生産者のリスクを軽減する制度にもなっています。
水田換算で日本領土の1万分の1!
2015年産の予約登録米は、登録人数が20万1,453人(前年比98.5%)と2年連続で20万人を超えました。1年間利用すると、数量は30万4,752点(同97.5%)で、1人当たり年間消費量換算でおよそ30万人分になります。
また、農地面積に換算すると約3,800ha(38平方km)となります。これは、日本の領土面積(38万平方km)の1万分の1になります。
※参考資料:面積調査、作物統計、食料需給表(いずれも農林水産省)
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