予約登録米の登録数が20万人を突破 産地とつながる20年目の信頼関係

2014年6月10日

パルシステム連合会では毎年、田植え期に予約を募り、収穫から年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の登録を呼びかけています。20年目を迎えた2014年産は、登録数が初めて20万人を超えました。これからも田んぼと食卓をつなぎます。

定期的に届くから生産者も消費者も安心

予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2014年で20年目を迎えました。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1回、定期的に届けます。不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して届ける安定した制度です。

パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で生産されたお米で、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らず栽培されます。こうした環境保全型の米作りは、生産者にとって手間がかかり、田植え前から出荷が約束されていることが、安心した米作りにつながります。予約登録米は、生産者のリスクを軽減する制度にもなっています。

ブラジルW杯決勝会場200個分の農地!

2014年産の予約登録米は、登録人数が20万4,479人(前年比104.8%)と初めて20万人を超えました。数量は、31万4,697点(同104.3%)で、1年間利用すると、1人当たり年間消費量換算でおよそ32万人分になります。

また、農地面積に換算すると約4,000ha(40平方km)となります。これは、東京都江東区(40.0平方km)や神奈川県鎌倉市(39.6平方km)とほぼ同じ広さになります。東京ドームなら約850個分、開幕を控えるサッカーブラジルワールドカップの決勝戦会場となるマラカナン競技場の約200個分です。
※参考資料:面積調査、作物統計、食料需給表(いずれも農林水産省)、全国都道府県市区町村別面積調(国土地理院)