食品の残留放射能ガイドラインをさらに引き下げ 消費者と生産者でともに低減対策を進めます

2014年5月16日

パルシステム連合会は6月から、食品の残留放射能における自主基準(ガイドライン)をさらに引き下げます。

自主基準、自主検査と情報公開を推進

パルシステムでは2011年9月、食品に含まれる残留放射能のガイドライン(自主基準)を設定しました。2012年2月には、乳幼児用食品や米、牛乳などを10ベクレル/㎏以下とするといった新たな指標値を定め、運用してきました。

あわせて、食品の放射能検査を強化と検査結果の公開、産地での放射能対策などを進めることで、消費者と生産者が一体となった放射能低減対策を進めています。

青果や卵、魚介類などを25bq/kgへ

6月からの改定では、これまで50または100ベクレル/kg以下としていた青果、卵、加工食品など(しいたけ除く)を、25ベクレル/kg以下へ引き下げます。また、小さな子どもをもつ家庭向けのオプションカタログ「yumyum for Baby&Kids」掲載商品と、毎日の食事でたくさん食べる米や牛乳、乳製品、飲料は、これまで通り10ベクレル/kg以下を継続します。

検出限界についても、セシウム134および137それぞれ3ベクレル/kgに変更します。検査結果の情報は、希望する組合員のみなさんへ配付する「放射能関係のお知らせ」とホームページで提供します。

●パルシステムのガイドライン推移と政府の規制値

パルシステムのガイドライン 政府の基準値
新基準 第2段階 第1段階
飲料水、飲料 10 10 40 10(水、飲用茶)
牛乳、乳製品 50
(牛乳、乳児用食品)
乳幼児用食品 100
100
(一般食品)
青果(きのこ類除く)、肉類、卵 25 50
魚介類
その他の食品
500
海藻類、きのこ類(しいたけ除く) 100
しいたけ 100

単位:ベクレル/kg(セシウム134,137合計)

※乾燥食品に関しては生原料や実際の摂食形態で検査したときの値で判定します

※ガイドラインの「乳幼児用食品」は、オプションカタログ「yumyum for Baby&Kids」掲載商品に適用されます

※ガイドライン「第1段階」は2011年9月~2012年2月、「第2段階」は2012年2月~2014年5月に適用