「つくる」と「たべる」を結ぶ「予約登録米」 地域と自然環境、作り手の心を支えます

2013年7月30日

パルシステム連合会では毎年、田植え期にその年に収穫する米を予約し1年間届ける「予約登録米」の登録を呼びかけています。2013年産の登録者数は19万名に達しました。東日本大震災でも全員に届けた信頼が、生産と食卓をつないでいます。

 

作る人と食べる人が支えあうお米です

予約登録米

予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機に、1995年に開始したパルシステム独自の制度です。できたものを買うのが当たり前の農産物では、めずらしい取り組み=「買う約束」により、生産者は安心して米づくりに励むことができ、組合員は生産者や栽培内容がわかるお米が安定して手に入ります。通常は、田植えの時期に産地と1年間の契約を結び、登録者分を優先的に、秋の新米から4週に1回のサイクルでお届けします。

パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で生産される産直米で、かつ化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らない環境保全型の米づくりをしています。こうした生産者によるお米が、予約登録米として組合員に届くことが、パルシステムの産直方針・環境保全型農業を具体化、象徴する取り組みとなっています。また収穫前から「年間購入予約」をすることが生産者を応援する制度にもなっています。

組合員の約4割が登録!


2013年産の予約登録米は、登録者数が前年比106.6%の19万5,171名となりました。登録者数は年々増加しています。2005年から比較すると、7年間で3.3倍に達しています。
また月間での数量は30万1,685点と、こちらも前年比105.5%の増加となっており、年間出荷量に換算(精米ベース)すると、約1万6,000tとなっています。

なお、買上率(※)は39.3%と前年比106.5%の伸張で、組合員の約4割が登録していることになります。組合員の予約登録米への理解と積極的な関与が進んでいることで、パルシステムの産直米出荷量全体に占める予約登録米の構成比は、5割近くとなっています。

※カタログ配布者ベースで換算

「ごはんもう1杯」プロジェクト(産直いきいきコミュニティ)