重要青果の猛暑影響と、ご家庭での取り扱いについてのお願い
2024年8月5日
日頃よりパルシステムをご利用いただきありがとうございます。
日本観測史上最も暑い夏といわれた昨年に続き、今年の夏も猛暑が続いています。産地では高温と局地的な豪雨の影響で、思うような栽培ができない状態です。お届けの野菜や果物に大きさのバラつきや、色づきが悪いなど見た目の悪いものをお届けすることがありますが、食味に問題はありません。また、夏場の青果は、通常よりも日持ちがしないことから届いた際は適切な保存のうえ、お早めに召し上がってください。
品質チェックをしてからお届けしています
産地から傷みのないものを出荷していても、この猛暑下では、運送中の気温差が品質に影響を及ぼしてしまうことがあります。パルシステムの青果センター(岩槻・相模)では、「産地パック品」の検品時に、1袋でも傷みがあれば全量チェックしています。「原料出荷品」は、収穫時の天候や生育状況に応じて入念に確認をしています。たとえば、とうもろこしは高温影響による過熟や水分不足により実がしなびてしまうことがあるため、すべて1本ずつ皮をめくって検品。雨が多いと内部が腐ってしまうこともあるレタスは、産地やパルシステムにてテストカットを適宜行ない、内部の品質状況を確認し、産地と共有。また、産地では朝採り、予冷の徹底、収穫する畑を変えて出荷を行なうなど、天候により日々変化する品質に応じた最善の対応を、互いに協議しながら進めています。
気候変動に悩まされながらも産地と協力して最善の努力を
昨年は高温の影響で、ミニトマトの急速に進行するしなびや玉ねぎの腐れやカビが多発しました。また、じゃがいもの発芽やとうもろこしのしなびのほか、果物では、寒暖差により色づくはずのりんごや柿の着色不良なども多発。できる限りの対策はとっていますが、自然を相手にしているため、今年も高温による野菜や果物への影響は免れそうにありません。
そんななかでもレタスやキャベツの産地「野菜くらぶ」(群馬県)の生産者は、「冷涼だと言われていた高原の地域でも年々暑さが厳しくなり、また、雨の量や降り方など、昔とは大幅に変わってきています。以前と比較して、年々、厳しい生育環境となってきていますが、選りすぐってお届けします」と言います。
また、りんご産地では産地からの出荷前に目ぞろい会を行い、外観からわからない果肉の状況を確認。産地間でお届け品質の向上にも努めています。
お届け後は早めの開封と、適切な保存法で鮮度長持ち
夏場の青果は、もともと日持ちがしません。届いた際は、下記のページなども参考に適切な保存のうえ、お早めに召し上がってください。
パルシステムでは、組合員の声やお申し出を産地と共有しています。考えられる要因はお互いに確認し、状況に合わせた改善を行っていますが、傷みや劣化の進んだ商品が届いてしまった場合、お手数ですが、下記よりお問い合わせください。ご所属のセンターにて対応させていただきます。
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※土日や年末年始などの問い合わせは、お返事まで数日いただく場合があります。
野菜の保存方法を以下のページでも紹介しています。
たいどこログ「野菜のおいしい保存&活用テク」
パルシステムヘルプ「野菜の保存方法について教えて欲しい。」
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