JA兵庫西と提携 お正月は産直の丹波黒豆で

2021年11月16日

パルシステム連合会は10月1日(金)、兵庫県宍粟市(しそうし)の兵庫西農業協同組合(以下、JA兵庫西)山崎支店にて「丹波黒豆」の産直提携調印式を開催しました。高田種苗株式会社(製造)、三菱食品株式会社(帳合)同席の下、JA兵庫西とパルシステム連合会の2者で協定書に調印を行い、環境にやさしく持続可能な商品づくりを進めていくことを確認しました。本商品は12月1回企画より注文受付を開始します。

12月1回企画より注文受付を開始する「産直丹波黒豆(2L)200g」

左から高田種苗(株)高田明代表取締役、JA兵庫西長谷川和彦部長、当会商品開発副本部長野津秀男、三菱食品(株)鈴木恭課長

「丹波黒豆」の産直提携

当日は、生産者を代表して山下久和さんのほ場を視察しました。山下さんは生育方法の特徴として「水は揖保川の水源を使用しています。雨が少なくても水切れの心配がありません。大きな豆が育つように畝(うね)を高くし、根をしっかり張らせて木を大きくするため、収穫時は機械が使えず手作業で刈り取るので重労働ではあります。農薬は、フェロモントラップで虫を集め害虫防除のタイミングを計るなど、効率よく使用することで、年3回以内に収めています」と話し、自信をのぞかせました。
収穫された「丹波黒豆」は、さやの状態や気温を考慮して熟練の担当者が乾燥・選別し、高い品質を保っています。

丹波黒豆の生産者、山下さんのほ場を視察

生産に意欲 今後の交流につなげたい

JA兵庫西の長谷川さんによると「丹波黒豆は収益性が高いため、意欲的な生産者も多く、土地を借りるのを待っている若い生産者も多数」おり、「人手に関しては安泰」とのことでした。今後も引き続き、JAの営農指導担当と生産者が連携し、栽培技術の向上とほ場面積の拡大が図られます。

「丹波黒豆」は、近い将来パルシステムのオリジナル商品としての供給をめざし、関連商品の開発を進め、生産者と組合員のつながりを一層深めていきます。