「ほんもの実感!」くらしづくりアクション感謝の集いを開催 商品を選び、持続可能な社会をめざす
2020年2月25日
1年の成果を共有し、次につなげる
今年で7年目を迎える「ほんもの実感!」くらしづくりアクションは、「消費者一人ひとりの“選択”が、社会や環境を変える力になる」という呼びかけのもと、パルシステムの「商品づくりの基本」に沿って作られた商品(=ほんもの)の利用を広げる運動です。今年度もパルシステムを体現しているPB商品や、産直原料使用商品、組合員開発商品を中心とした学習会を重ね、商品のよさを職員と組合員がともに、広く伝える取り組みを行いました。
2月15日(土)に神奈川県・川崎市の川崎日航ホテルで「ほんもの実感!」くらしづくりアクション感謝の集いを開催し、関係者で1年間の成果を共有しました。パルシステムグループ役職員、組合員、取引先メーカー、生産者など189名が参加しました。
主催者であるパルシステム連合会商品委員会の反町幸代委員長(パルシステム群馬理事長)は、「自然環境の変化は、毎年どこかの地域で甚大な被害をもたらしています。昨年は増税という家計への影響もあるなか、遺伝子組換えやゲノム編集食品など、食の安全性に対する不安や原料調達の難しさが一層増しています。こうしたなか、『選ぶ』影響の大きさを伝える取り組みは重要です。かかわるみなさんに敬意を表しつつ、次につなげていきたい」と話し、参加者へ感謝を述べました。配送職員や組合員を中心とした対象商品の学習会には、この6年間で8万8千人を超える参加がありました。対象商品(食品・生活用品)は、組合員のみなさんから高い支持を集めています。
2030年を視野に、より共感を得る活動へ
式中には、対象商品を材料にした料理を囲み、運動の広がりに貢献した会員生協のセンターを表彰、取引先であるメーカーへの感謝状の贈呈、また具体的な取り組み事例について報告がありました。
商品開発本部長の辻正一は、「引き続き、国産原料や有機農業の推進、プラスチック削減などの課題に尽力し、組合員のみなさんのくらしに貢献していきます。また2030年を見据えて、ビジョンと行動計画を練り上げ、よりわかりやすく、共感を得られるような取り組みに発展させていきたい」と今後を展望し、会を締めくくりました。