遺伝子組換え不使用のパルシステム商品 生産・製造の裏側を知って応援

2018年10月23日

パルシステム連合会は10月9日(火)、東京・新宿区の本部事務所にて、パルシステムPB商品のメーカー、生産者を招き、「遺伝子組換え不使用を頑張る産地を応援する」というテーマで第2回「ほんもの実感!」くらしづくりアクション連続講座を開催しました。

パルシステムは、“ひとり一人の選択が社会を変える”と「ほんもの実感!」くらしづくりアクションに取り組んでおり、遺伝子組換えにも「NO!」の姿勢を貫いています。本講座では、パルシステムPB商品開発に携わるメーカーと生産者の方々の、非遺伝子組換えへのこだわりや開発の苦労などを伺い、遺伝子組み換えの実態や問題、それに伴う原料調達や開発の困難さなど学びました。組合員や役職員など107名が参加し、パブリックビューイングで4生協45名も視聴しました。

開会にあたり商品委員会・反町幸代委員長(パルシステム群馬理事長)は、「パルシステムの非遺伝子組換え商品は、産地やメーカーの共感と努力のたまもの。取り組みを広げ、遺伝子組換え食品を口にしなくていい社会につなげていきたい」とあいさつ。広報本部・髙橋宏通本部長は「この取り組みは組合員のみなさんの支持なくしては成り立ちません。今日は作り手の苦労や困難な実態を肌で感じていただき、まわりにも広げていただきたい」と希望しました。

あきらめず、根気よく、厳しく、こだわりを捨てず

講師は『圧縮一番搾り菜種油』メーカーの平田産業(有)平田孝一さん、肉まんやにらまんじゅうメーカーの美勢商事㈱野本孝典さん、産直たまご生産者(有)タカハシ養鶏場の髙橋光正さん、冷凍たいやきメーカーの㈱ピーコック稲毛田恒夫さん。カタログでは掲載しきれない生産現場のリアルな実態、こだわりの中身、当事者の生の声など大変貴重な話に、参加者はメモをとりながら一心に聞き入っていました。

平田産業の平田さん(写真中央左)は原料である菜種のGMO栽培が進むなか、オーストラリア・カンガルー島の生産者と地道な交流などで産地の確保に努力。また組合員の利用が生産者の豊かさにつながり感謝されていることを紹介しました。美勢商事・野本さん(右)は、肉まんやぎょうざなど、原料が「複合原料」のものは遺伝子組換え対象になるものが隠れているので、原料を年に2回は確認し、不必要なものは使わないことを徹底していると話しました。

タカハシ養鶏場の髙橋さん(中央右)は飼料のトウモロコシを輸入するにあたり、収穫物の信頼性や混入対策に現地での生産、輸送時に何度もチェックを行うなど厳しい管理体制を紹介しました。ピーコックの稲毛田さん(左)は、開発当時、遺伝子組換えについて詳細な情報がなく、原料メーカーや会社内部でも、「そんなのあるの」と言われながらまず勉強から始め、あきらめることなく念願の商品化に至った経緯を説明しました。「あるわけがないと言われてもあきらめずに探し、また油やミックス粉など原料メーカーの提案や協力もいただき、非遺伝子組換えのたい焼きを完成させることができました」と稲毛田さんは笑顔で講演を結びました。

非遺伝子組換え作物や商品を多数派に

最後に商品開発本部の西田隆副本部長が「みなさんのご苦労を非常にありがたいと思っています。パルシステムは今後も非遺伝子組換えの商品開発、原材料の切り替えを進めますが、作り手は苦労の連続です。組合員のみなさんには今日の話しをたくさんの人に伝え、買い支えていただきたいです」とまとめました。

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