西日本豪雨で産直産地が被害を受けています
2018年7月11日
7月5日(木)から発生した記録的な豪雨の影響で、西日本地域を中心に多くの産直産地が被害を受けました。すでに収穫量の不足や物流の混乱などで、商品のお届けに影響が発生しています。
気象庁が「平成30年7月豪雨」と命名した西日本を襲った記録的な豪雨は、九州・中国・四国・関西地方で建物やほ場、道路の浸水、崩落などの被害が発生しています。
各産地の状況は地域によって異なるため、現在調査を進めていますが、直近では葉菜類、果菜類、梨、秋から収穫されるみかんなど柑橘類の収量や品質に影響が出るものと見込まれます。
傷みにつながるものはお届けしないよう努めますが、数量が不足しているため、見た目だけの軽度な被害を受けたものについては、お届けすることがあります。また西日本方面からの深刻な物流の混乱により、産地から計画的に出荷ができない状況も想定されます。組合員のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
産地の被害状況
今回の大雨で、レモンやみかんなど柑橘類の産地である広島県のJA広島ゆたか、JA三原、愛媛県の無茶々園、四国エコネット、西宇和果実出荷組合、三皿園、JA越智今治、JAにしうわ、JAえひめ中央、和歌山県のさんまる柑橘同志会では、急な斜面にある畑を中心に土砂崩れの影響を受けました。現在も引き続き、交通網が寸断し、土砂崩れが警戒されている地域も多く、生産者によっては家屋や倉庫がつぶされるなどの被害が出ています。
福岡県のJAふくおか八女(野菜全般、柑橘、梨、いちじく)、高知県の夢産地とさやま開発公社(しょうが、ゆず、みょうが)、JA土佐あき(野菜全般)、JA土佐くろしお(みょうが)、高生連、よさこいファーム(しょうが)など、畑の浸水被害が発生しました。今後は雨による生育の遅れも懸念されています。
その他、沖縄県、鹿児島県、京都府など、広範囲にわたって浸水被害や物流の停滞が報告されています。