「コア・フード牛肉」料理教室初開催 生産者の圭子母さんから家庭料理を直伝

2018年4月12日

3月27日(火)、東京・新宿区の東新宿本部で「コア・フード牛肉料理教室」を開催しました。北海道・内藤牧場から生産者を招き、コア・フード牛の特徴や飼育について、また内藤家定番の簡単でおいしい牛肉料理を教わりました。

初めての開催となるこの料理教室は、コア・フード牛肉登録者に呼びかけ集まった6名の組合員が参加。この日のメニューは「ハヤシライス」「チリビーンズ」「ローストビーフ」「韓国風スープ」の4品。スープは時間の関係上、事前に作っていただき、他の3品は圭子さんの指導のもと、和気あいあいと1時間ほどで仕上げました。

 

内藤さんのお肉が食べたくてパルシステムに

北海道の安平町にある内藤牧場は、圭子さんと夫の順介さん、次男の誠司さん家族で、アンガス種を“放牧で”飼育しています。圭子さんは「我が家でいつも食べる簡単な料理を紹介しますので、おうちでも作ってもらえるとうれしいです」とあいさつし、続いて就農6年目の誠司さんが「こういう場は初めて。料理は全然しないので、足手まといにならないようがんばります」と緊張気味に語りました。

パルシステムの肉専門の子会社パル・ミートの割石さんは、「コア・フード牛肉は国産飼料100%で放牧し、効率よりアニマルウェルフェアを重視、環境や資源循環にも配慮するなど、まさしくパルシステムのトップブランド。今日の料理教室を通し、生産者やパルシステムとも、より深い関係を築いてもらえたら」と期待しました。

参加した組合員はおいしさを異口同音に強調。「ふるさと納税で注文したらすごくおいしく、日常的に食べたくてパルシステムに加入した」「最初は生産者支援にと登録したが、おいしすぎて、今はお肉が来るのが楽しみ」「子どもたちは肉の味や臭みとか脂身とかで違いがすぐわかる。すごくうれしい」など、おいしさ体験を教えてくれました。

ローストビーフはオーブンがないと作れない?

「ブロック肉が来ると困っていた」という組合員。「フライパンだけでローストビーフがこんなに簡単にできるのですね」と目からウロコのようです。コア・フード牛肉は1頭丸ごと、すべての部位をバランスよく供給するので、それが使いづらいと登録を躊躇する声もあります。今回の取り組みでは、「内藤さんのお肉が食べたくてパルシステムに入り申し込んだが、扱いにくい量でお休みを申請していました。でも今日レパートリーが増えたので再申し込みします」とうれしい声をいただきました。

おいしい牛肉と料理を堪能した後、最後に圭子さんと誠司さんが「全国で小数派の私たちの牛肉を食べていただいている方たちと直接話ができるのはすごくうれしく、感謝しかない。励みにしてこれからも家族でがんばります」と話すと、参加者から応援の大きな拍手がわき起こりました。

※コア・フード牛肉とは
輸入飼料に頼らず国産飼料100%で牛の生理にあった飼育と、肉そのものの味わいを大切に育てたパルシステムの牛肉のトップブランド。組合員に「事前予約登録」してもらい、4週に1度、半年単位でそれぞれの部位をバランスよくセットして届けることで一頭丸ごと楽しめます。2007年に開始した「継続登録制度」は長く安定して買い支えるためのしくみで、「良質の牛肉を安心して食べたい」組合員の思いと、「安定した生産、供給をしたい」生産者の思いが合致したパルシステムならではの取り組みです。

パルシステムの産直

㈱パル・ミート コア・フード牛肉編