パルシステム「農家生まれの野菜レシピ」が1カ月で3万部超 おいしい食べ方は作った人が知っている?
2013年6月20日
パルシステム連合会のオリジナルレシピ集「農家生まれの野菜レシピ」が、5月6日(月)の発売から1カ月で3万3千部以上の注文がありました。千葉県にある産直産地の女性生産者が、野菜をおいしく食べる61レシピを紹介しています。パルシステムレシピ集のなかでも、異例のヒットです。
15年の活動から厳選の61レシピ
パルシステム生活協同組合連合会(11会員・会員総事業高1,938億73百万円/会員生協の組合員総数134.5万人)が発売したオリジナルレシピ集「農家生まれの野菜レシピ」は、青果の産直産地、佐原農産物供給センターで活動する女性グループ「農め~くくらぶ」のみなさんの協力で作成しました。15年の活動で培ったレシピのなかから、産直野菜をよりおいしく食べられる61例を紹介しています。
農め~くくらぶは、1998年の結成以降、各地で開催される産直交流会や料理講習会、食育イベントへ積極的に参加し、野菜を使ったさまざまな料理を紹介してきました。参加した組合員からも「こんな使い方があるとは知りませんでした」「今度自宅で作ってみます」など、毎回好評です。
組合員限定では異例の注文数
パルシステムではこれまでも、季節ごとの産直野菜の料理法を提案したものや、お弁当のおかず、離乳食などのレシピ集を組合員向けに販売しています。通例では、発売から1カ月で1万部程度に対し、「農家生まれの野菜レシピ」は大きく上回る3万3千部の注文がありました。
出版業界では、書店などで販売しているレシピ本は3万部でヒットといわれているそうです。購入が組合員に限られる(カタログ配布数毎週約80万世帯)なかでの3万3千部は、異例といえます。
近年は、有名企業やブランド(タニタ、カルピスなど)、芸能人(ギャル曽根さん、速水もこみちさんなど)が考案した料理のほか、健康(塩麹、たまねぎ氷など)をテーマにしたものや、付録つき(シリコンスチーマーなど)などが人気です。
こうしたなかで「農家生まれの野菜レシピ」がヒットした要因は、有名企業やブランドと同様に野菜を生産する農家のみなさんが自ら考案したレシピであること、料理教室などの催事やカタログを通じて組合員のみなさんにも知られた有名人であることが考えられます。
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