パルシステム連合会は2011年から、東日本大震災で被災したメーカーや産直産地の支援を目的に、商品の利用に応じて一定額を支払う「東北復興支援」企画を実施しました。支援金の合計金額は、8,879万6,883円となりました。ご協力ありがとうございました。

商品の利用に応じた金額が支払われます

パルシステムでは、震災で被災したメーカーや産地を支援することを目的に2011年7月から商品の利用に応じて一定額をパルシステムが支援金として支払う「”食べる”で支え合う！」をスタート。2012年度は「東北復興支援」と名称を変更し、利用を呼びかけました。

その結果、11年度は6,473万7,243円、12年度2,405万9,640円分の注文が寄せられ、2年合計で8,879万6,883円が支援金として活用されることになりました。支援金は、パルシステムが創設した「震災復興基金」から拠出され、利用点数に応じた金額を被災したメーカー、産地に贈ります。

「東北復興支援」ロゴ

機器や備品の購入などに活用されています

支援先のひとつで「しまほっけ切身」などを製造する谷藤水産（茨城県大洗町）では、支援金を活用して震災で破損した縞ほっけの選別機を購入しました。ほかの団体も品質検査費用や備品購入、放射能除染対策費用などに活用しています。

谷藤水産の苅谷佳明さんは「選別機は、品質向上に役立っています。組合員のみなさんの支援に報いるためにも、安心して注文できる商品を提供していきます」と話しています。

東北地方の食品メーカーには、現在も生産を再開できていないところが少なくありません。パルシステムでは引き続き、カタログ紙面などを通じて商品を食べることが支援につながることを呼びかけます。

谷藤水産が購入したほっけの選別機

パルシステムの「震災復興基金」

パルシステムグループでは、東日本大震災で被災した産地、取引先の支援と地域再生を目的に「震災復興基金」を創設しました。「東北復興支援」企画のほか、放射性物質などの自主検査費用や産直産地における土壌検査および汚染状況に応じた放射性物質低減への支援などに活用しています。

【参考】

パルシステムの震災復興支援（産直いきいきコミュニティ内）

「“食べる”で支え合う」「東北復興支援」の対象団体および商品（順不同）