「産直こめたまご」の飼料用米配合が20%以上に 遊休農地活用でもっと田んぼに
2013年4月8日
パルシステム連合会は4月から、えさに飼料用米を配合した「産直こめたまご」で、飼料用米の配合比率を従来の「10%以上」から「20%以上」へ向上させました。飼料用米の使用が増えれば、そのぶんだけ生産調整によって米作できなくなっていた田んぼをよみがえらせることになります。
東京ドーム364個分が田んぼに
パルシステム生活協同組合連合会(11会員・会員総事業高1,938億73百万円/会員生協の組合員総数134.5万人)では、食料自給率の向上や地域資源の循環などを目的に、遊休農地で飼料用米を栽培し畜産飼料に配合する「耕畜連携」を進めています。たまごでは2008年に、トウモロコシを全量、米に代替した数量限定の「トキワの玄米玉子」を発売。畜産でも同年、一定の割合で飼料に米を配合した「日本のこめ豚」を発売し、いずれも現在も高い支持を得ています。
「産直こめたまご」は2010年、米の飼料に占める配合比率を「10%以上」として発売しました。このたび、飼料をめぐる環境の変化(トウモロコシ相場の高騰など)や流通、飼育の工夫を進めることによって、価格を据え置きながら配合比率を20%以上とすることができました。
「産直こめたまご」は、2011年度実績で680万個の注文があり、4,646tの飼料用米を使用しました(※1)。使用率が倍増することにより、たまごの給餌分だけで年間合計約1,700ha(※2)、東京ドーム364個分の遊休農地が田んぼとして活用されることになります。
※1)産地の申告に基づき集計。一部ほかの商品(「コア・フード平飼いたまご」など)の使用も含まれます。
※2)平成22年農林水産省『飼料をめぐる情勢』(10a当たり収量約546 kg)に基づき計算。
商品概要
商品名 | 「産直こめたまご」商品概要 |
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規格 | 6個 |
価格 | 198円(本体189円) |
※商品取り扱いは、パルシステムグループ9生協(1都9県)。生協は加入してご利用いただけます。
【参考】
パルシステムの耕畜連携プロジェクト(商品づくりコミュニティ内)
パルシステムのたまご(パルシステムの商品)