「産直いきいき品質」の青果の取り扱いがスタート 青果はさらにおいしく、畑と食卓はさらに近づきます
2010年5月21日
産直を通して、生産者とともに、安全性や環境に配慮した農作物にこだわってきたパルシステム。6月からは、さらに鮮度、おいしさにこだわります。収穫から配達までの時間の短縮やセンサーの導入などでおいしさを追求した「産直いきいき品質」の青果の取り扱いが始まります。
ほぼすべての青果で、収穫からお届けまで1日短縮
パルシステム生活協同組合連合会(10会員・会員総事業高1,964億円/会員生協の組合員総数119.9万人)では設立当初から、生産者とつながる産直にこだわってきました。農薬削減や有機農業などにチャレンジする生産者が栽培した作物の購入を通して、日本の農業を元気づけてきました。
安全を追求し続け、自然や生態系、生物多様性にも配慮して栽培された産直青果が、5月31日(月)の配達分からよりおいしく、より新鮮な状態で食卓に届けられるようになります。すべての青果で収穫から配達までの時間を1日以上短縮される(※)ほか、青果の品質を維持する温度帯に管理された専用箱で届けられるようになります。
パルシステムでは特に鮮度を実感できる野菜、果物について「産直いきいき品質」と表示することにしました。カタログなどに表示する「産直いきいき品質」マークは、「葉っぱ」と「水滴」によって鮮度感を「太陽」によって生命力、いきいき感を表しました。
特に鮮度を実感しやすいものを週10アイテム程度
「産直いきいき品質」は、4項目のうちいずれかをクリアした青果に表示します。週当たり10品目程度を取り扱う予定です。4項目は次の通りです。
- 配達前日の朝に収穫
主な対象品目…キャベツ、サニーレタス - 配達前々日の夕方に収穫、予冷して出荷
産地予冷が必要な品目やセット当日採りができない品目については、朝採りから夕採りに変えて、前日夕方収穫を指定することにより、温度管理と鮮度向上をめざします。
主な対象品目…キャベツなど - 光センサーなどで検品が強化され品質向上が期待できる商品
主な対象品目…味じまんトマト、糖度保証企画(メロン、桃、柑橘)など - 従来と比べお届け時間を短縮し、完熟に近い収穫、食味、鮮度感の違いが実感しやすいもの
主な対象品目…トマト、大根、小松菜、ほうれん草、にら、生しいたけなど
さらに選ぶ楽しみを 青果全体の品ぞろえも充実
また、同企画回より青果の品ぞろえがおよそ30点増加します。トマトなどの種類が充実するほか、1/2カット野菜、サラダ野菜なども増やしました。
産地と食卓をもっとつなげるために、食と農とを軸にした社会を未来につなぐために、パルシステムは努力を続けていきます。
※収穫後に貯蔵が必要なものやバナナなどの海外産直品は例外となります。
【資料】
<パルシステムの物流改善>
- 青果専用箱で届けます
パルシステムでは、配達する商品の品質管理をさらに高めるため、物流体制の構築を進めてきました。2009年2月に稼働した冷凍専用のセットセンター「南大沢センター」により、能力に余裕のできた既存センターの機能を活用して青果専用のセットを開始します。青果を専用の箱にセットし、青果に適した温度で商品を管理することができるようになりました。より鮮度の保持が可能となります。 - 収穫時間や作業工程を一貫して見直しました
産地では収穫時間の繰り上げなどを行います。そのため、よりの完熟した状態で収穫することが可能となります。また、セットセンターでも、入荷してから検品、小分け、セットなどの作業を短縮するように工程の見直しを実施ました。
その結果、収穫からお届けまで最短で2日掛かっていたものを1日(翌日お届け)に短縮する事が可能となりました。そのため野菜の持つ栄養素も逃しません。今まで以上にみずみずしさや歯ごたえが楽しめます。