飼料に米を10%配合「産直こめたまご」を発売します 食べるだけで食料自給率が向上するたまごです
2010年5月18日
パルシステム連合会は5月24日(月)から、飼料の一部に国産米を配合した「産直こめたまご」を発売します。米以外の飼料も非遺伝子組み換えに限定し、育て方もこだわりました。食べるだけで日本の食料自給率アップにつながるたまごです。
親鶏に与える飼料の10%を米にしました
パルシステム生活協同組合連合会(10会員・会員総事業高1,964億円/会員生協の組合員総数119.9万人)が5月24日(月)から注文受付を開始する「産直こめたまご」は、たまごを生む親鶏の飼料のうち10%以上の割合で米を与えたたまごです。飼料としてお米を与えた商品では「日本のこめ豚」「トキワの玄米玉子」「までっこのこめ鶏」などに続く商品です。
飼料の一部として与えている米は、ほとんどを輸入に頼るとうもろこしに代えて使用しています。米以外に与えているとうもろこし、大豆かすも非遺伝子組み換え原料に限定しました。もちろん、これまでの産直たまごと同様に、トウモロコシは収穫後の農薬散布はしていません。
米を与えればいいわけじゃない飼育基準
飼育も産直たまごとして健康的に育てています。一般的な養鶏場で採用している日差しを遮断し密閉した鶏舎ではなく、太陽光と自然風が通る「開放鶏舎」で飼育し、できるだけ健康な鶏を育てています。
「日本のこめ豚」「こめ鶏」も組合員から好評です
パルシステムでは2007年から、飼料用に米を育てる活動を実践しています。2008年に発売した「日本のこめ豚」は、初年度2,800頭からスタートし、2009年度は予想以上の注文となったことから追加生産を実施し、倍近い5,000頭を生産しました。組合員のみなさんからは「さっぱりしている」「やわらかい」と好評です。今年は当初に比べて6倍以上となる18,000頭を計画するほどの人気商品となっています。
同じく2008年には、とうもろこし100%を飼料米に切り替えた「トキワの玄米玉子」を発売しました。数量限定のためインターネットのみの注文受付ですが「白い黄身」が話題です。また飼料米を与えた鶏肉「米沢郷のこめ鶏」「までっこのこめ鶏」の販売を2009年に開始しました。
「産直プロジェクト11」の「耕畜連携」プロジェクト
パルシステムでは2008年度から、食料自給率の向上と食と農をつなぐ「100万人の食づくり」運動に取り組んでいます。2009年度は、農林水産省などが進める「フードアクションニッポンアワード」において、流通・サービス部門の最優秀賞を受賞しました。
その一環として、耕作されないまま放置している田畑をもつ稲作、畑作生産者と、輸入飼料依存からの脱却をめざす畜産生産者をつなぐ「耕畜連携」を推進してきました。2010年度は「100万人の食づくり」運動の「産直プロジェクト11(イレブン)」として、利用を通した産直活動の参加を広く組合員に呼びかけていきます。
商品概要
商品名 | 産直こめたまご(赤玉またはピンク玉) |
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規格 | 6個 |
賞味期間 | 15日 |
価格 | 198円(本体189円) |
発売開始 | 2010年6月1回企画(注文受付5月24日~28日)より |
商品取り扱い | パルシステムグループ10生協(1都8県)
※生協は加入してご利用いただけます。 |