地域活動情報誌『のんびる』の資源を活用 職場復帰、地域デビューを後押し

2018年4月13日

パルシステム連合会は育児休暇中職員を対象に、3月29日(木)、東京・新宿区の東新宿本部で「母と子の映画寺子屋」上映会を開催し、5組の親子が参加しました。

パルシステム連合会は子育て中の女性職員の伸びに伴い、仕事と育児の両立を支援する制度や施策の充実を進めています。今回は連合会の地域活動支援課で刊行する“地域とくらしの課題解決”情報誌『のんびる』(月刊)の縁から、東京都調布市の「子どもたちと映画寺子屋」の浅野さんをお呼びし、母と子の映画上映会を開催しました。

地域の財産を活用×職員の子育て支援

開催のきっかけは、人事2課の課題であった“育児休暇中職員とのコミュニケーション”の糸口が、パルシステムの地域活動で縁ができた活動団体とのマッチングで開けるのではという地域活動支援課の提案でした。「育休取得者は自宅に籠りがちになり、社会や職場感覚が鈍ってしまうという声も聞きます。つながりや交流の機会が少しでもあれば、リフレッシュや感覚も取り戻すことになると考え人事2課と連携し企画しました」と同課の横山玄多職員は話します。

「子どもたちと映画寺子屋」は、2017年10月号の『のんびる』で紹介。代表の浅野露子さんは東京調布市で映写機を使った「母と子の映画寺子屋上映会」の開催、子どもたちによる映画製作やワークショップなど“映活”に取り組んでいます。今回は浅野さんも初めてという“出前”上映会で、「くまの子ウーフ」を鑑賞し、その後、浅野さんを交え交流しました。

職場復帰を後押し

今回参加したのは職場復帰間近の職員と子ども5組。浅野さんは上映中、子どもがうろうろしても騒いでも、ものを食べたり飲んだり、映画を見ていなくても気にしません。「映画以外でも自分と違う新たな気づきとか、発見とかして、それでいろいろ楽しんでもらえたらいい。映画はひとつのきっかけになれば」と浅野さん。参加者は、育休中に子どもと珍しい映写機で映画が体験でき、また同じ育休中の職員とも交流できうれしかったと話しました。

上映会を提案した横山職員は、「今後も職場のなかで、パルシステムが地域活動で築いた人との関係などの財産をいかせる機会を提案し、職員自らも地域と関わるきっかけを応援していければと考えています」と希望を語りました。「暮らしのなかの『こんなことがあったらいいな』をカタチにしていくのが『のんびる』。今後は職員のアイディアなども取り入れながらいっしょにカタチにしていきたいと考えています。

 

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浅野さんが掲載されている『のんびる』10月号

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