10/19木・100名ご招待 ドキュメンタリー映画『被ばく牛と生きる』無料試写会&トークイベント
2017年9月25日
10月28日(土)より公開される映画『被ばく牛と生きる』。存在が許されない声なき命を守りたい―ー知られざる農家の決意、軌跡に心を揺さぶられるドキュメンタリー映画です。
一般公開に先立ち、10月19日(木)に東京・東新宿のパルシステム本部にて開催する先行試写会に、100名(応募多数の場合は抽選)を無料ご招待します。なお、当日は監督の松原保さんによるトークショーもあります。パルシステム組合員だけでなく一般の方も入場可能です。ぜひご応募ください。
映画『被ばく牛と生きる』試写会&トークイベント
日時:2017年10月19日(木)18時30分~20時30分(18時開場)
会場:パルシステム生活協同組合連合会 東新宿本部 2F会議室(地下鉄東新宿駅エレベーター出口から徒歩3分、JR新大久保駅徒歩10分)
登壇ゲスト:松原 保 監督ほか
内容:本編上映『被ばく牛と生きる』および登壇ゲストによるトークイベント
定員:100名(応募多数の場合抽選)
料金:無料
締切:10月10日(火)午前10時
当落連絡:抽選の結果は10月13日(金)までに申し込み時に記入いただいたメールアドレスにお送りします。
※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
映画『被ばく牛と生きる』について
2017年10月28日(土)ポレポレ東中野よりロードショー
知られざる農家の決意、軌跡に心を揺さぶられるドキュメンタリー
2011年、福島第一原発事故から1カ月後、国は20km圏内を“警戒区域”に指定し、立ち入りを厳しく制限した。強制避難を強いられ明日をも見えない農家は、涙をのんで従うしかなかった。震災発生当時に約3500頭いた牛は、牛舎につながれたまま残され約1400頭が餓死した。翌5月、農水省は放射能汚染された食肉を流通させないため、20km圏内にいるすべての家畜の殺処分を福島県に通達し、生き残った牛の大半が薬殺された。
しかし、「大切に育ててきた牛の命を人間の理屈だけで奪うことはできない」という思いから、国が決定した殺処分の方針に納得できず、膨大な餌代を自己負担しながら牛を生かし続けようと決意した畜産農家が現れた。ある農家は被ばくを覚悟で住んではならない居住制限区域で暮らし、別の農家は2日に1回60キロ離れた二本松市の仮設住宅から帰還困難区域にある牧場へ通い続けた―。
存在が許されない声なき命を守りたい―
本作は、故郷も仕事も奪われ、それでも経済価値のない牛を生かし続ける農家の静かな闘いとふるさとへの想いを見つめ、生き物の命の尊厳を問う渾身のドキュメンタリー。直視するのが辛い光景や、胸が痛む場面もあるが、どうか目をそらさずに観てほしい。本作制作のきっかけとなった短編版『被ばく牛の生きる道』は、2015年ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》にて最優秀賞受賞。長編版のナレーションを務めるのは俳優・竹下景子。わたしたちが知らなければいけない福島の現実と切なさを映し出した作品です。