【組合員の皆さまへ】野菜の値上げについて ご理解と応援をお願いします
2026年10月19日
いつもパルシステムをご利用いただきありがとうございます。
9月下旬頃から、葉物野菜を中心に野菜の値上げや欠品等が発生しており、ご迷惑をおかけしています。
関東近郊の産直産地は現在、これまでにない厳しい状況に直面しています。
今、畑で何が起きているのか、そして今後の見通しについてご報告いたします。ご理解と応援をお願いいたします。

ちば風土の会(千葉県)の人参畑
ベテラン生産者も経験がない、天候不良のトリプルパンチ
8月中旬千葉県を中心に記録的大雨「令和8年8月千葉豪雨」が発生しました。関東地方は、8月27日(木)から10月に至るまで明治時代の観測開始以来、観測史上最長といわれるほどの長雨が続くなか、9月末には台風25号による大雨にも見舞われました。
これらの影響で、関東近郊の産直産地は深刻な日照不足ばかりか、畑が乾かず、種まきや苗の植え付けなどの準備がまったくできませんでした。たとえば小松菜などは、種をまいてから通常30日〜40日程度で収穫できますが、太陽の光がなければ育つことができません。
千葉県・茨城県などでは、多くの畑が冠水し、収穫量が半減、あるいは全滅してしまう農地も出ています。ベテランの生産者でも「経験がない」と口にするほどの異常事態が今年の状況です。
野菜の値上げに至った理由
パルシステムでは、組合員の皆さまのお手元に商品を安定してお届けできるよう、需要を予測したうえで生産者と作付け量を決めています。しかしながら、この災害級の天候不良で収穫予定だった野菜が大きく減少。生産者は深刻な減収に見舞われています。
そこでこの度は、生産者のくらしと産地を維持するため、一時的に値上げや規格の見直しをさせていただきます。いただいた代金を産地へ還元するための苦渋の対応となりますので、何卒ご理解をお願いいたします。
「生き残った野菜を大切に育て、来シーズンに向けた準備を頑張っていきます」

佐原農産物供給センター
(千葉県)の飯田卓さん
佐原農産物供給センター(千葉県)の飯田卓さんは、約40年のベテラン生産者です。「佐原は過去にも台風で露地栽培の野菜が壊滅したことがありましたが、今年のような長雨と度重なる台風は経験したことがありません。年間収量としては半減で済めばいいくらい。買い支えていただこうにも、お応えできる量がない状態です。うちの畑は、土がやわらかいのが自慢でしたが、何度も水で叩かれすっかり固くなってしまいました。土作りからやり直しですね。生き残った野菜を大切に育て、ひとつでも多く出荷できるようにすることと、天候を見ながら、次の準備をしていくのみです。しばらくご不便をおかけしますが、待っていてください」
今後の見通しについて
今後の天候次第ではありますが、11月までは品薄状態が続く見込みです。(10月14日時点)
「パルくる便」にご登録いただいている方には、優先してお届けの手配をいたしますが、レタスや小松菜など大幅に数が不足している品目については、ご登録いただいていてもやむを得ず欠品となってしまう場合がございます。ご了承ください。
これからも安全でおいしい野菜をお届けし続けるために
ご迷惑をお掛けしているなかで恐縮ではありますが、限りある産直青果をひとりでも多くの組合員にお届けするため、組合員の皆さまにご協力をお願いいたします。
ふだん通りのご注文をお願いします
市場でも野菜不足が見込まれています。ひとりでも多くの方のお手元に届くように、ふだんの組合員の皆さまのご利用状況から規格の見直しをして数量を用意していますが、品薄への不安から通常よりも多く注文されてしまうと、数が集中した結果、一部の方にしかお届けできなくなってしまいます。いつもと変わらないご注文が、何よりの産地・生産者応援につながります。
どうかふだん通りのご注文に、ご協力をお願いします。
サイズの大小、軽微な変形や変色などにご理解ください
大切な実りを無駄にしないために、いつもより小ぶりや大ぶりなものに加え、 変形果や軽微な虫食いや表皮に変色があるものもお届けする場合がございます。また、葉の隙間等への泥はねが見られる場合もございます。
表皮の変色等は、皮を少し厚めにむいていただいたり、傷みのある部分を切り落としていただくことで、また、泥はねについては調理の前に水洗いなどの下処理をしていただくことでおいしくお召し上がりいただけます。
見た目は不揃いですが、自然の恵みとしてぜひ無駄なくご利用ください。
※人参などは一袋の内容量を減らして、より多くの方に行き渡るよう調整させていただきます。
お届け後は、早めに食べてください
長雨と台風の影響で水を多く含んで育った野菜は、通常よりも日持ちがしにくくなっています。傷みが早くなる可能性があるため、お手元に届きましたら少しでも早めに食べてください。

八街産直会(千葉県)のブロッコリーは、水没により10月末から12月分の出荷の見通しが立たない状況です

冠水した畑の根菜は、水が引き、葉が茂っていても、根腐れしていて出荷できないこともあります/和郷園(千葉県)の大根畑

残ったものも、長雨が続くと消毒することもできません/佐原農産物供給センター(千葉県)のキャベツ畑

水をたっぷり含んだ畑にトラクターが沈んでしまうこともありました/ちば風土の会(千葉県)の人参畑

風で傷んでしまったブロッコリー
パルシステム野菜担当職員より
北海道産玉ねぎやじゃがいもなどは、昨年の不作から一転して今年は平年並みから豊作となっており順調です。九州や四国のなすやピーマンなども比較的順調。潤沢にある野菜については、特別価格でのお届けを予定しています。ぜひ積極的にご利用ください。
野菜を長持ちさせる!保存テクニック
少しでも野菜を長持ちさせ、無駄なくおいしく食べ切るための「保存テクニック」をレシピサイト「だいどこログ」で公開しています。ぜひご活用ください!