産直米はいま。「食べきる」ことにご協力ください。

2026年10月12日

JAいわて花巻(岩手県)の倉庫のようす(2026年9月時点)

産直産地では新米の収穫が進んでいます。本来なら産地の倉庫は、新米を迎えるため空の状態であるはずですが、今年はまだ2025年産米が相当量残っています。
これは不作だった2024年産米の影響を受け、平年並みの収穫量だった2025年産米の価格が高騰し、消費が進まないという悪循環に陥った結果です。

産地と組合員の約束で作られる産直米

パルシステムの米産地では、できる限り化学合成農薬や化学肥料に頼らず、環境に負荷をかけない米作りに取り組んでいます。それは、組合員との約束があるから。
長年の交流を通じて、取引契約ではなく人と人との約束事として意識してもらっています。

取引量は、過去のご注文量や予約状況から年間で必要とする量を割り出しています。作付け時点でおおよそ年間の見通しが立つことで、生産者は栽培に集中することができています。

深刻な米余りが米不足につながってしまう可能性

もともと米の消費量は、食の多様化を背景に60年前のピーク時の半分以下に減少しています。米は日本国内で唯一100%自給可能な作物、食料安全保障の要です。米農家の経営が厳しくなれば、後継者がいなくなって高齢化が進み、農家や田んぼも減少してしまいます。さらに異常気象などで不作が重なると米不足となり、同時に他国も不作なら輸入できない可能性も出てきます。
田んぼは地域社会や文化、自然環境をも守り育んでいる存在です。
パルシステムでは田んぼの未来と食卓の未来を守っていくために、米の消費拡大につながるサステナブルアクションを続けてきました。

どうぞ、私たちのために作られた産直米を食べきるために、おにぎり1個、おかわり1杯からご協力ください。

農家が望んでいるのは安定とバランスです。

JAいわて花巻の生産者・佐々木
和彦さん


JAいわて花巻の生産者・佐々木和彦さんは「豊作の年も、そうでない年も米作りにかける手間ひまはいっしょです。ここ数年は米の価格が乱高下し、一時的な高値に喜ぶ声もありましたが、農家が本当に望んでいるのは、安定した取り引きです。みなさんが当たり前にお米を食べられて、私たち農家の生活も安定するような『ちょうどいいところ』を作れるのが産直。そのためには、作ると食べるのバランスが本当に重要です」と言います。
どうか、組合員のために作られた2025年産米を「食べきる」ことにご協力をお願いします。