障害者アーティストの作品展示 横浜市の配送センターで披露目会〔神奈川〕

2026年6月18日

年間リース契約で継続的な就労支援

生活協同組合パルシステム神奈川(本部:横浜市港北区新横浜、理事長:藤田順子)は6月11日(木)、横浜市の横浜北センター(横浜市緑区)で障害者アートの展示「パル・アート」の披露目会を開催しました。パルシステム神奈川の職員や作品を手掛けたアーティストなどが参加し、個性あふれる作品を囲み交流しました。

誰もが輝ける社会を目指して 4カ所目の「パル・アート」展示

「パル・アート」は、障害者の活躍機会創出を目的とするアート作品展示の仕組みです。「地域の仲間が制作したアートを組合員・役職員・地域のみなさんといっしょに楽しむ」をコンセプトとしています。新横浜本部で2026年3月に初めて導入し、宮前、麻生の各センターに続く4カ所目です。

▲展示される作品の一部

         

横浜北センターでは、NPO法人カプカプ(横浜市旭区、添田好男理事長)が運営する「カプカプ川和」と年間のリース契約を結びました。作品は3カ月ごとに入れ替え、センターを訪れる利用者や職員が多様な作品を楽しみ、障害者の継続就労につなげます。

▲竹看板に日付を書き入れるようす

「パル・アート」の趣旨を紹介する看板は、NPO法人横浜移動サービス協議会(横浜市中区長者町、服部一弘理事長)が運営する就労継続支援B型事業所 IKIIKIカンパニー(横浜市中区長者町)のアーティスト、竹千代丸さんに制作を依頼しました。看板は宮前センター敷地内の竹林で伐採した間伐材を使用し、地域の資源活用にもつなげています。披露目会では竹千代丸さんが日付を書き入れ完成しました。

利用者や他団体から「見に行きたい」との声も

披露目会では、司会を務めたパルシステム神奈川採用育成課の坂井洋介職員と朝倉和男課長が、パルシステム神奈川の2030年ビジョン「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」を実現するため、障害のある人の活躍の場を広げる「パル・アート」展示の仕組みを開始したことを紹介しました。

作品を制作したアーティストは、工夫したポイントや制作の過程を説明するなど来場者と交流を深めました。作品にパルシステム公式キャラクター「こんせんくん」をその場で描き、来場者を笑顔にするようすも見られました。会場ではNPO法人カプカプが運営する「カプカプ川和」で販売している手作りのパウンドケーキやクッキーなども振舞われ、アート作品とともに楽しみました。

▲アーティストが作品を説明

▲竹や壁クロスを活用した作品も展示

開会に当たり藤田理事長は「パル・アートを通じて素晴らしいアート体験ができていると思います。利用者や他団体から『パル・アートを見に行きたい』との嬉しい声もいただいています。今後もたくさんの作品が制作されることを楽しみにしています」とあいさつしました。

横浜北センターの矢向淳児センター長は「皆さんの作品は力強く、言葉を超えたメッセージがあります。パル・アートを通じて地域に交流の場を広げていきたいです」と今後の期待を語りました。

▲アート作品を囲む参加者一同

雇用調整金の活用で「パル・アート」拡大

パルシステム神奈川は、法定雇用率で定める13人を超える21人の障害のある職員が活躍しており、障害者雇用調整金が支給されています。この給付金は、パル・アートのリース代金や県内の各事業所を訪れる人たちに「パル・アート」を紹介する資金とし、障害者の更なる活躍の仕組みを作っていきます。作品の交換時にも調整金を活用し、今後各拠点で契約する支援団体に作業を依頼する予定です。

パルシステム神奈川はこれからも、地域に暮らす多様な立場の人たちと手を取り合い、誰もが活躍できる地域社会づくりを目指していきます。